「
行
(
い
)
けば
何
(
なん
)
とかなるさ!
〜フィールドワーカー・
広瀬浩二郎
(
ひろせこうじろう
)
さん〜」
【フィールドワーカー・
広瀬浩二郎
(
ひろせこうじろう
)
さん】
広瀬浩二郎
(
ひろせ こうじろう
)
さん
〔35
歳
(
さい
)
〕は、
大阪府吹田市
(
おおさかふすいたし
)
にある
国立民族学博物館
(
こくりつみんぞくがくはくぶつかん
)
の
研究員
(
けんきゅういん
)
です。
主
(
おも
)
に、
フィールドワークで、
日本
(
にっぽん
)
の
宗教
(
しゅうきょう
)
や
福祉
(
ふくし
)
に
関
(
かん
)
する
調査
(
ちょうさ
)
・
研究
(
けんきゅう
)
をしています。
広瀬さんは、
幼
(
おさな
)
いときから
弱視
(
じゃくし
)
で、
13歳のときに
完全
(
かんぜん
)
に
視力
(
しりょく
)
を
失
(
うしな
)
いました。
フィールドワークは、
主に、
民俗学
(
みんぞくがく
)
や
文化人類学
(
ぶんかじんるいがく
)
の
研究をするときに
行
(
おこな
)
われます。
実際
(
じっさい
)
に
現地
(
げんち
)
へ
赴
(
おもむ
)
き、
その
土地
(
とち
)
の
人々
(
ひとびと
)
と
生活
(
せいかつ
)
を
共
(
とも
)
にすることで、
文化を
知
(
し
)
るという
研究方法
(
けんきゅうほうほう
)
です。
広瀬さんの
研究テーマの
ひとつ、
“
障害者
(
しょうがいしゃ
)
の人たちが、
日本の
歴史
(
れきし
)
の
中
(
なか
)
で
どんな
活動
(
かつどう
)
をしてきたか”。
広瀬さんは、
この研究の
成果
(
せいか
)
をまとめて
本
(
ほん
)
にしました。
本の
題名
(
だいめい
)
は、
『障害者の宗教民俗学』。
どんな
内容
(
ないよう
)
なのか
伺
(
うかが
)
いました。
広瀬さん
「マイナスに
受
(
う
)
け
取
(
と
)
られがちな
障害者ですが、
実
(
じつ
)
は、
文化の
創造者
(
そうぞうしゃ
)
であり
伝播者
(
でんぱしゃ
)
であると、
僕
(
ぼく
)
は
考
(
かんが
)
えています。
例
(
たと
)
えば、
平家物語
(
へいけものがたり
)
を
後世
(
こうせい
)
に
伝
(
つた
)
えた
琵琶法師
(
びわほうし
)
。
“
耳無
(
みみな
)
し
法一
(
ほういち
)
”の
話
(
はなし
)
でも
有名
(
ゆうめい
)
です。
女性
(
じょせい
)
の
視覚障害者だと、
三味線
(
しゃみせん
)
で
唄
(
うた
)
を
歌
(
うた
)
う
“
瞽女
(
ごぜ
)
”、
死者
(
ししゃ
)
の
言葉
(
ことば
)
を
語
(
かた
)
る
恐山
(
おそれざん
)
の
“いたこ”などが
あります。
そういった
障害のある人たちが、
日本の歴史や
宗教で
活躍
(
かつやく
)
してきたことを、
みなさんに
知ってほしい。
この本は、
主に
フィールドワークで、
東北
(
とうほく
)
や
九州
(
きゅうしゅう
)
へ
行
(
い
)
って
書
(
か
)
いたものです」