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楊枝彫刻は、加藤さんが中学生のときに考え出しました。
故郷・山形の「笹野一刀彫」という土産物の彫刻が、アイデアのきっかけです。
加藤さん
「笹野一刀彫のミニチュアを作ってみようと思ったんですよ。で、まず、鉛筆に彫ったわけです。わりとアッサリと彫れちゃったので、“次はもっと小さいものを”と思って楊枝を彫ったらできちゃったんですけどね。
限定された細かい所に、いろんな形を集中させて彫り込んでいくのは、なかなか面白いわけです」 |
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加藤さんは10年前に脳梗塞で倒れたとき、一度は、楊枝彫刻を続けることを断念しました。
加藤さん
「でも、せっかく身に付けた技術。世に知られないうちに無くすのはもったいない、なんとか復活させようと思って・・・」
失敗を繰り返し様々な工夫をした結果、7年前、真鍮製の補助具を開発。
加藤さんは、右手一本で、再び創作活動をはじめたのです。 |
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技に磨きがかかり、倒れる前より、はるかに精巧な表現ができるようになりました。
今では、500種類 以上の作品を生み出しています。
この楊枝彫刻を世に広めたいと、作り方を公開したホームページを開きました。
現在、アクセス数は10万件を超え、挑戦者の作品が次々と届いています。
加藤さん
「私一人でこの技術が絶えてしまったら、つまんないですからね。
後を継ぐ人ができて、そのうち将来、誰かが重要無形文化財なんかになってくれたら、その原点は私だということになれば、歴史に名が残るかなと、ひそかに考えているんです」
※加藤正仁さんの作品は、「ぴーぷる ぴーぷる」のコーナーでご紹介しています。
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