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『きらっといきる』10年目を迎えて
『きらっといきる』が10年目を迎えられたのも、番組に登場していただくゲストのみなさん、そして、番組をご覧いただいている視聴者の皆様のおかげと心より感謝しております。
この番組は、私の専門としても、また一人の人間としても大変勉強になる番組です。
なぜなら、『きらっといきる』の中で出会う様々な障害のある方々から、私も学ぶべきことがたくさんあり、少しは、皆さんのように「きらっと」生きることができるようになってきた気がしているからです。
自分と違う人、言語が違う、価値観が違う、生き方が違う、考え方が違う、人生体験が違うという、様々な意味での違う人との出会いには、二つの現象が起こります。
一つは、その異文化の人から色々なことを学ぶ側面があるということです。私の専門の中で、異文化コミュニケーションを上手く取るためには、異文化コミュニケーションの「O-B-I」(帯)を締めるというのがあります。「O」は「Observe」(観察する)、「B」は、「Borrow」(借りる、受け入れる)、「I」は、「Integrate」(総合する、自分のものにする)という意味です。私も37年前に日本に初めて来た時、日本人を観察して日本文化を受け入れて、日本人である自分を作ってきました。
もう一つの現象は、「鏡現象」と言いまして、異文化が「鏡」の役割を果たすことにより、「自文化」がよく見えてくるというものです。つまり『きらっといきる』のゲストの方々が鏡となって、健常者文化のことも逆に色々と考えさせられるということです。例えば、私たちの生きるペースがとても早い。本来は、もっとゆっくり生きるべきではないか?と反省させられたりもします。
このように、『きらっといきる』では、ゲストの皆さんを〈観察〉して、障害者文化を「受け入れ」て、鏡現象による「自文化」を改めて見つめなおすことにより、視聴者の皆様ともっともっと豊かな自分を作ることができればと思っています。
是非、番組を通して、一緒に楽しみながら勉強して下さい。
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