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3学期
雪の中のいきもの
放送日:1月7・10日
冷たい雪が降りしきる北海道の冬。すべてが凍りつくような寒さの中でも生き物たちは元気に暮らしています。森の中で、じっと吹雪に耐えているのは、冬でも冬眠しないエゾリス。でも天気が良い日は、元気に雪の中を走り始めます。そして時々立ち止まっての雪掘り。エゾリスはこうして秋に埋めておいた食べ物を一生懸命探しているのです。
一方、河口に張った冷たい氷の上では、アザラシがのんびり昼寝。
真っ白な流氷に埋め尽くされた海の中には、天使のような姿で優雅に泳ぐクリオネ。でも獲物を追いかけるときには「天使」も大変身。大好物のミジンウキマイマイが近づくと、突然6本の触手が飛び出します。
寒い冬でも一生懸命に暮らしている生き物たち。そんなさまざまな姿を紹介します。
(ナレーション 高見恭子)
すずめ
放送日:1月14・17日
誰もが知っているようで実はよく知らない野鳥、それが「スズメ」です。スズメはどんなものを食べていて、どんなところに巣を作るのでしょうか?
スズメはヒトが住んでいるところにいます。ヒトが育てるお米や、出すごみがスズメの大好物だからです。ヒトがいなくなった集落からは、スズメもやがて姿を消してしまいます。
繁殖活動も、ヒトのそばで行います。天敵のヘビやカラスをヒトが追い払ってくれるからです。とはいえ、巣はなかなか見つけにくいところに作ります。ヒトのことも完全に信用はしていないようです。
スズメは、卵からかえっておよそ一か月で巣立ちます。ヒナにとって、巣立ちはたいへん勇気のいる出来事です。戸惑うヒナを、あの手この手で外の世界に誘う親の様子には思わず引き込まれてしまいます。
ふだんはなかなか目にできないスズメの姿を、巣立ちの様子も含めて丹念に紹介します。
(ナレーション 林原めぐみ)
うま
放送日:1月21・24日
北海道には"ドサンコ"と呼ばれるウマがいます。江戸時代、北海道に渡った人々が、南部藩(今の青森、岩手、秋田)原産のウマを作業馬として連れていきました。ドサンコはその子孫です。
太くて短い足、大きくてがっしりした体をもち、力があり、寒さに強いウマです。今は、乗馬などで活躍しています。
ドサンコは群れで移動し、一日の大部分を草を食べることと休息に費やします。
春は出産の季節。生まれた子どもはすぐに立ち上がり、群れに合流します。
冬の暮らしや、子ウマ誕生の瞬間など、ふだんなかなか見ることのできないドサンコの日常を丁寧に紹介します。
(ナレーション 山口良一)
つる
放送日:1月28・31日
日本を代表するツルといえば、北海道に生息する「タンチョウ」です。
タンチョウは、日本で見ることのできるほかのツルと違い、一年中、北海道から出ることはありません。タンチョウはふだん、湿原の中に住み、家族単位で生活しています。
冬はタンチョウの求愛の時期。美しい雪景色とともにタンチョウの生態を紹介します。
(ナレーション 杉山佳寿子)
ゆきとこおり
放送日:2月4・7日
雪も氷も、水分と寒さが出会うことで生まれます。雪は空気の中の水分が上空で冷やされて凍り、地上に降りてきたものです。降ったばかりの雪は、空気を多く含んでいるので柔らかです。しかし、地面に積もって解けないまま時間が経つと、雪はとても硬くなります。南極やヒマラヤなどの氷河も、そうして出来上がったものです。
一方、氷は水分が冷やされるときに雪ほどは空気を含みません。だから、最初から硬いのです。
この雪と氷、雪国では冷やされたときの状況(風、場所など)によって大きく様子が変わります。番組では、雪と氷の様々な造形を紹介します。その造形が、どのような状況、環境の中で生み出されたのか、ぜひ一緒に想像してみてください。
(ナレーション 濱田マリ)
ひがたのとり
放送日:2月11・14日
冬の干潟は格好の鳥の観察地です。くちばしが細くて長いシギの仲間、ちょこちょこ動き回るチドリの仲間などが、群れになっています。
シギのなかでもとりわけ長いくちばしが特徴のダイシャクシギは、その長いくちばしで巣穴に入り込んだカニも捕まえて食べます。チドリは歩き回りながら干潟の表面にいる虫などを見つけては食べます。多くの渡り鳥が渡りの途中に立ち寄る干潟には、豊富な食べ物があることの証明でしょう。
鳥たちの群舞も見事なものです。百羽を超えるハマシギが飛びながら一斉に方向を変えるさまは圧巻です。そして潮が満ちているときは海岸近くの田んぼや湿地に移動し、休んだりえさを食べたりしています。
恵み豊かな干潟に集まる鳥たちを紹介します。
(ナレーション 内田順子)
うさぎ
放送日:2月18・21日
ふわふわした柔らかい毛、にんじんが大好き・・・ウサギといえば、イメージするのはそんなところでしょうか。おとなしくて、ペットとしても人気があり、子どもたちも大好きな動物です。
今わたしたちがよく目にするウサギ(カイウサギ)は、食用肉や毛皮用に飼育されていたものをペットにしたものです。その元になっているのは、アナウサギ。穴を掘って巣を作る習性があります。また、ペットとしてのウサギの歴史は意外と浅く、そのためまだウサギの生態にはわからないことも多いと言われています。元気に走り回るウサギたちのかわいらしい姿を紹介します。
(ナレーション 渡辺徹)
林のとり
放送日:2月25・28日
いろいろな木がある林や森には、春になるとたくさんの種類の鳥がやってきます。林には、いろいろな木、それに枯葉や枯枝、また、昆虫などたくさんの種類の生き物がいます。つまり、卵を産むための巣を作る材料や、食べ物がたくさんあるのです。鳥は、林が宝の山であることを知っているかのようです。
林に集まる鳥を見てみると、林の環境をうまく利用していることがよくわかります。枯れた木に堅いくちばしで穴を開けて巣を作るアカゲラ。木の枝を自由自在に走り回って、幹の中に隠れている昆虫を目ざとく見つけて食べるゴジュウカラやコゲラ。
番組は、四季を通じて林に生きるアカゲラの様子を中心に、さまざまな鳥の美しい鳴き声や木登りなど、特徴豊かな生態を紹介します。
(ナレーション 石田ひかり)
さる
放送日:3月3・6日
ニホンザルは森を移動しながら、群れで暮らしています。
春は赤ちゃんが生まれる季節です。赤ちゃんはお母さんに抱かれて一日の大半をおっぱいを飲んで過ごします。お母さんと赤ちゃんは、移動する時も、木に登る時も、眠る時も、いつも一緒。赤ちゃんは、お母さんに大切に守られて大きくなります。
秋。赤ちゃんは、木の実や虫、葉っぱなど、大人と同じものを食べ始めます。そして、お母さんの側を離れて仲間だけで遊ぶようになります。
成長していく赤ちゃんの様子を、春と秋、季節を追って紹介します。
(ナレーション 田畑智子)
かわう
放送日:3月10・13日
カワウは、飛んでいる姿をよくカラスに間違えられますが、実際はカラスよりずっと大きい水鳥です。首が長く、羽は茶褐色でうろこのように見え、くちばしの先端はかぎ形になっています。潜水が得意で、水に潜って魚を「鵜呑み」にします。
カワウは、湖や池の近くの森にコロニーを作り、オスとメスが協力して子育てをします。生まれたばかりのヒナには毛がなく、何となく恐竜を思わせる姿です。そんなヒナも、親鳥が運んでくる新鮮な魚を食べてどんどん成長し、二か月あまりで巣立ちのときを迎えます。
求愛から子育てまで、カワウの繁殖活動を中心に紹介します。
(ナレーション 田中真弓)
てんとうむし
放送日:3月17・20日
春、暖かくなると姿を見せるテントウムシ。日本には、200種類を越える仲間が暮らしています。また、これらのテントウムシは、種類ごとに背中の星の数や形が違いますが、多くは植物につくアブラムシなどの虫を捕らえて食べる肉食です。そして寒くなると、成虫は仲間同士集まって、落ち葉の裏側などで集団でじっと冬を越します。
番組では、様々な種類のテントウムシや、成虫とは形が大きく異なる幼虫の姿を紹介します。
(ナレーション 戸田ダリオ)
かめ
放送日:3月24・27日
カメは、ヘビやトカゲなどと同じは虫類ですが、ヘビやトカゲと違い、どの種類にも甲羅があります。この固い甲羅の中に頭や足を隠すことで、敵から身を守ります。
昔から日本にいるカメは6種類。クサガメは、池や沼、流れが緩やかな川などに住む、身近なカメです。体からくさいにおいを出すのでそう呼ばれるようになったといわれています。冬の間は池の中で冬眠していますが、春になり暖かくなってくると動き始めます。
クサガメのメスは、6月から8月にかけて、地面に穴を掘って、1回に8〜12個ほどの卵を産みます。1個産み落とすたびに、後ろ足でそっと卵を動かして並べていき、全部産み終えると、穴に土を入れて丁寧に埋め戻します。
(ナレーション 林家正蔵)
めだか
放送日:3月31・4月3日
少し前までどこの小川や池にも、必ずいたメダカですが、最近は見かけることが少なくなってしまったようです。それでも、各地の水の豊かな小川の水草のかげには、群れをなして泳ぐメダカの姿を見ることができます。
フナやドジョウが水の底を生活の場所にしているのに対し、メダカは、水面近くで活動し、水に落ちてきた昆虫や、呼吸のために水面にあがってきたボウフラなどを食べています。メスは、卵をおなかにつけて泳いでいますが、やがて近くの水草に移します。
そこでふ化した子どものメダカは、水草の間に身を隠し、外敵に襲われるのを防ぎます。
(ナレーション 内田順子)
幼稚園・保育所向け番組のひろば しぜんとあそぼ