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幼稚園・保育所向け番組のひろば しぜんとあそぼ
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2学期
たこ
放送日:9月3・6日
海の中でタコを見つけるのは至難の業です。タコは体の色や形を変えて、海藻や岩に変身していたりするので、動きだすまでどこにいるのかわかりません。敵に見つかっても、墨をはいて煙幕をはり、その隙に逃げ去ります。まるで用心深い忍者のようです。
タコは、日中岩棚の隙間に入り込んでじっとしていますが、夜になると狩りをするために海底に出てきます。大好物のカニやエビを捕まえると、足の中に抱え込み、上手に中身だけ食べます。
番組で取り上げるマダコは、たくさんの卵を岩棚の天井に、まるでぶどうの房のように産み付けます。お母さんダコは卵がかえるまでの1か月半から2か月の間、どこにも行かず卵の世話をし、卵がかえると力尽きて死んでしまうものもいます。
身近ですがあまり知られていないタコの生涯を丁寧に紹介します。
(ナレーション 榊原郁恵)
こおろぎ
放送日:9月10・13日
秋。草むらの中からコロコロコロと、美しい鳴き声が聞こえてきます。エンマコオロギです。体の大きさは2〜2.5cmほどで、日本にすむコオロギの仲間の中では、最も大きな種類です。
コオロギは、日中は地面にあいた小さな穴や石の下に隠れていますが、あたりが暗くなってくると姿を現して鳴き始めます。
ただ、鳴くのはオスだけです。2枚の羽をこすり合わせて音を出し、自分の存在を周りに知らせます。そうして縄張りを主張しつつ、メスを自分のもとに誘っているのです。メスが近くにくると、鳴き方が変化します。
コオロギの生態を、オスの鳴き声を中心に丁寧に紹介します。
(ナレーション 富田靖子)
もず
放送日:9月17・20日
モズは、ぱっと見るとスズメに似た印象をもちますが、実際はくちばしが鋭く、顔はまるでタカやワシのように精かんな鳥です。動きも俊敏で、生きた昆虫やネズミ、小鳥などを素早く捕らえて食べます。
ふだんは獲物を探して里山を自由に移動していますが、秋になって獲物が少なくなると、縄張を持ちます。このころ「キィーキィキィキィ」と甲高い声で鳴くのは縄張宣言で、ほかのモズが侵入してくると、猛スピードで追いかけ、時には体当たりして追い払います。
初春。梅が咲き始めるころになると、オスは一転して優しい声でさえずり始めます。メスを誘っているのです。オスはメスが縄張に入ってくると、翼を震わせ首を左右に振ってダンスを踊ったり、虫をプレゼントしたりと、一生懸命メスにアピールします。メスに気に入ってもらえないと、つがいになることができないからです。
身近な鳥、モズの生態を紹介します。
(ナレーション 渡辺徹)
あかとんぼ
放送日:9月24・27日
"赤とんぼ"と呼ばれ、秋の季語にもなっているアキアカネは、最初から赤い色をしているわけではありません。梅雨の田んぼで羽化したばかりのアキアカネの体はオレンジ色。山で夏を過ごし、秋の訪れとともに体が深い赤に変わり、山から里に下りて田んぼや水たまりで産卵し、命尽きます。
幼虫時代は水中に住み、成虫になると大空を飛んで山へと旅するアキアカネ。ダイナミックに変化する水中と空中の生活を、丁寧に紹介します。
(ナレーション 室井滋)
きのこ
放送日:10月1・4日
日本には、どのくらいの種類のキノコがあると思いますか?実は正確にはわからないのだそうですが、名前が付いているもので1500種ほどで、実際はその2〜3倍あるのでは、と言われています。
キノコを見るには、林に行くのが早道です。落ち葉の間、木の幹や、倒木の上など、いろんなところに見つけることができます。
キノコはふだん菌糸と呼ばれる糸状の姿をしていますが、雨の後などに、あっという間に柄を伸ばして傘を広げることがあります。
これがわたしたちがふだん目にする「キノコ」で、胞子を散布するための子胞体という器官なのです。そして胞子をまき散らして個体を増やします。わたしたちがキノコといって思い浮かべる姿は、実はキノコの生活史のほんの一部です。
キノコが林の中で果たしている役割など、なかなか目にできない姿をご紹介します。
(ナレーション 渡辺徹)
そらのくも
放送日:10月8・11日
空の雲はいろいろな形に姿を変えます。綿菓子?ソフトクリーム? 怪獣みたいに見えるかもしれません。ゆったりと穏やかな気持ちにしてくれるやさしい雲もあれば、荒れくるう嵐を運んでくる怖い雲もあります。一口に雲といってもいろいろな姿があります。
そして、雲は水蒸気のかたまりです。地上から水が吸い上げられ、雲になり、雨や雪となって地上にかえります。雲は、地球のあらゆる場所を水を仲立ちにつないでいるのです。
みんなが知っている雲を通して、環境のつながりを考えます。
(ナレーション 内田順子)
かいつぶり
放送日:10月15・18日
カイツブリ、ちょっと変わったこの名前の主は水鳥です。カモなどがいる池で見つけることができます。カモの半分位の大きさの、赤いホッペの丸い鳥を見つけたら、それがカイツブリです。
春、カイツブリは水草などを使って、お皿をふせたような形の巣を作ります。その上で生まれるヒナは正真正銘の"甘えん坊"。親の羽根の中に潜りこんでベッタリと甘えます。
親は親でそんなヒナを羽根の中に入れたまま、水上散歩に出かけます。羽根の間からチョコッと顔をのぞかせるヒナのカワイイこと。ほんとは、生まれた直後から泳ぐことができるのにね。
カイツブリの子育ての様子を中心に伝えます。
(ナレーション 榊原郁恵)
さけ
放送日:10月22・25日
9月から11月にかけて、北国の川にサケが上ってきます。自分が生まれた川で産卵するためです。サケたちは、川の水のにおいのわずかな違いをかぎ分けて、間違いなく自分の生まれた川に帰ってきます。
サケのメスは、卵を産むのによい場所を選び、川底を掘ってベッドを作ります。その間オスは、ほかのオスに割り込まれないようにガードしています。川底を何度も何度も掘って、ようやくベッドが出来上がると、メスは産卵し、その卵にオスが精子をかけて受精させます。産卵が終わると、メスはすぐに卵の上に小石をかけて埋めてしまいます。ほかの魚に食べられないようにするのです。
卵がかえるのはおよそ2か月後。かえってすぐのサケの赤ちゃんは、おなかの袋の栄養で育ちます。
そして、成長した稚魚たちは、海へと下っていきます。
(ナレーション 見栄晴)
森のねずみ
放送日:10月29日・11月1日
夜の森で静かに耳をすますと、落ち葉の下からカサコソ音が聞こえてきます。ヒメネズミが動き回っているようです。大きさが5〜6cmの、小さな「森のネズミ」です。体よりも尻尾が長いのが特徴で、その尻尾で上手にバランスをとって高い木にもスイスイ登ります。
日中は、石の下や地面に開いたトンネルの中で過ごし、敵に見つかりにくい夜になると、木の実を探しに外に出てきます。
ヒメネズミは優れた嗅覚をもっていて、暗闇の中でも"匂い"で木の実を探し当てます。見つけた木の実は安全な場所まで運んで、丈夫な前歯で皮を裂いたり、穴を開けたりして、中身を食べます。
ふだん見ることのできない、ヒメネズミの地下と地上の生活の様子を紹介します。
(ナレーション 内田順子)
秋の山
放送日:11月5・8日
秋は静かな季節?ーーーいいえ、生き物たちにとって秋は、とても忙しく賑やかな季節です。
紅や黄に葉を染め、山を彩る植物。春から夏にかけて働いてきた葉が店じまいする前の最後の華やぎです。
そして、木の実やキノコは次の世代へ命をつなごうとして生物の営みを活発にします。
リスなどの動物たちもこうした実りの秋をのんびり楽しんでいる暇はありません。今のうちにしっかり食べておかないとすぐに山は雪で覆われてしまうのです。
眠りの季節、冬を前に準備に忙しい生き物たちの活動を伝えます。
(ナレーション 石川ひとみ)
あゆ
放送日:11月12・15日
寒い冬を暖かい海中で過ごしたアユは、川の水温が上がりだすと、群れをつくって川をのぼりはじめます。夏の小川にはいろいろな生き物が集まりますが、中でもアユは水の澄んだ美しい川が大好き。水面から1m近くも飛びはねたり、川底のエサを取りあってケンカしたり、とても楽しそう。
やがて産卵を終えたアユは、夏が去るとともに、短い一生を終えるのです。
(ナレーション 内田順子)
からす
放送日:11月19・22日
都会でも非常によく見かける野鳥・カラスは、本来森や川、海岸などで暮らす鳥です。街中でゴミ箱をあさる姿からは想像しにくいのですが、実はとても用心深く、田んぼや畑にいる群れに人が近づくと、安全な距離を保とうと遠ざかります。ただ、普段そこで作業をしている農家の方など、危害を加えないとわかっている人はそばにきても気にしません。ちゃんと相手を見分けているのです。
カラスは木の実や昆虫、カエルなどの小動物、死んだ動物の肉まで、何でも食べます。余った食べ物は石の下などに隠して蓄えます。
春になると、つがいのカラスが木の上に巣を造り、卵をうみ、協力して子育てをします。身近な鳥・カラスの、案外知らない生活の様子を紹介します。
(ナレーション 松居直美)
き
放送日:11月26・29日
木は種が落ちた場所に根を張り、芽を出し、成長していきます。そこが、木が一生を過ごす場所になります。しかし、大きくなることのできるものは、ほんのわずか。太陽の光や水など、生きていくために必要な条件が整った場所に落ちた運のいい種だけが、木になることができるのです。
葉を付け枝を伸ばして太陽の光を集め、根を張って水や養分を吸い上げ、成長していく木。何百年も、何千年も生き続ける木もあります。
虫や鳥、動物など、さまざまな生き物が、樹液や実、住みかを求めて木にやってきます。
生まれたときから死ぬまで同じ場所で生きる木の姿を見つめます。
(ナレーション 渡辺徹)
ふくろう
放送日:12月3・6日
日本ではフクロウ類を10種類ほど見ることができますが、そのなかで最も広く生息しているのがフクロウです。全長50〜60cm、翼を広げると1mを超える大きな鳥です。
大きくて平らな顔はパラボラアンテナのような機能で音を集め、大きな目は暗闇でも獲物の動きを見逃しません。羽は柔らかな羽毛に包まれており、音を立てずに飛ぶことができます。すべてが夜の狩りに適したものです。
フクロウは卵を産むための巣として木の洞などを利用します。2〜4個の卵を産み、1か月ほどでヒナがかえります。ヒナは35〜40日ほどで巣立ちますが、卵を産んでから巣立ちまでの間、メスはほとんど巣から出ません。食べ物は主にオスが確保します。ネズミや小鳥などを捕まえると、オスは鳴いてメスに知らせます。その声を合図にメスは獲物を受け取りにオスのところへ行くのです。
ふだんなかなか見ることのできないフクロウの子育ての様子を紹介します。
(ナレーション 田口浩正)
にわとり
放送日:12月10・13日
ニワトリの親は、ヒヨコがかえるまで辛抱強く卵をあたため続けます。そうしておよそ20日間、親の愛情に守られて、かわいらしいヒヨコが誕生するのです。
しかし、外に出てくるためには自分の力で殻を破らなければなりません。くちばしをつかってこつこつと穴をひろげていくしかないのです。
小さな生命のたくましさを紹介します。
(ナレーション 榊原郁恵)
りす
放送日:12月17・20日
紅葉した秋の山には、木の実がいっぱいです。リスたちは、木の実を集めるため森を走り回ります。
リスには、冬眠する種類と、そうでないものがいますが、どちらも、食べ物がなくなる冬に備えて、ドングリ、クルミ、マツボックリなどの木の実を、木の根元や土の中に隠します。
北海道に住むエゾリスは、冬眠しないリスです。冬の間も森を走りまわって、雪の下から木の実を掘り出して食べ、厳しい冬を生き抜きます。
待ちに待った春。エゾリスは、木の芽や、柔らかい葉、花を食べて、冬の間に消耗した体力を取り戻します。
樹上の巣では、おなかをすかせた赤ちゃんリスが、お母さんの帰りを待ちます。
北海道の厳しい自然の中で生きる、エゾリスの姿を見つめます。
(ナレーション 室井滋)
はくちょう
放送日:12月24・27日
冬になると、北の国からハクチョウの群れが渡ってきて、各地に"白鳥の湖"がみられるようになります。今年もみんな元気な姿を見せてくれました。
群れの中に見られる灰色がかったハクチョウは、その年の夏に生まれた子どもです。シベリアで生まれた子どもを連れて、長い距離を旅してくるハクチョウの家族は、親子が一緒にいつも仲よく暮らしています。
冬、元気に生きるハクチョウたちの姿を追います。
(ナレーション 岸田敏志)
幼稚園・保育所向け番組のひろば しぜんとあそぼ