しぜんとあそぼ

くわしい内容

1学期

あめんぼ
放送日:4月7・10日
アメンボは、足先に生えた細かい毛が水をはじくので、水面を滑るように動き回ることができます。水面に虫が落ちると、すばやく近づき捕らえて食べます。アメンボは、落ちた虫が動いて出す波を足先で感じることで、獲物の場所を知るのです。
ふだんは水面で暮らしているアメンボですが、卵を産むときだけは水中に潜ります。メスがオスを背中に背負ったまま、水草や岩を伝って潜り、20個ほどの卵を産み付けます。幼虫は、ふ化するとすぐに水面に向かって泳ぎだします。
産卵の様子やふ化を交えて、アメンボの生態を丁寧に紹介します。
(ナレーション 林家三平)
にわとり
放送日:4月10・14・17日
ニワトリの親は、ヒヨコがかえるまで辛抱強く卵をあたため続けます。そうしておよそ20日間、親の愛情に守られて、かわいらしいヒヨコが誕生するのです。
しかし、外に出てくるためには自分の力で殻を破らなければなりません。くちばしをつかってこつこつと穴をひろげていくしかないのです。
小さな生命のたくましさを紹介します。
(ナレーション  榊原郁恵)
みつばち
放送日:4月17・21・24日
ミツバチは、1匹の女王バチのもと、たくさんの働きバチとオスバチが共同生活をしています。働きバチは巣づくり、幼虫や女王バチの世話、花の蜜や花粉を集めるなど、一生働き続けます。1匹だけの女王バチは、巣部屋に卵を1個ずつ産んでいきます。
それではオスバチは、なにをするのでしょうか。ミツバチの集団生活と共同作業の様子を、興味深く紹介します。  
(ナレーション 亜蘭知子)
たんぽぽ
放送日:4月24・28日・5月1日
春になるとあちらこちらでタンポポが咲き始めます。タンポポはとても身近な植物です。 タンポポのつぼみは、葉の付け根から出ます。つぼみが大きくなるにつれ茎も伸びていきます。そして1週間ほどで花を咲かせます。花は、太陽の光に合わせて開閉します。日が昇るころに開き、夕方には閉じるのです。 タンポポの花は一つの花のように見えますが、実際は花びらの一つ一つにおしべとめしべがある、たくさんの花の集合体なのです。
そして、花が咲き終わっていったん倒れた茎は、綿毛が開くころになると起き上がります。いうまでもなく、この綿毛がタンポポの種で、風に乗って遠くまで運ばれて、再び芽を出すのです。
(ナレーション 榊原郁恵)
とのさまばった
放送日:5月1・5・8日
トノサマバッタはジャンプの名人。危険が迫ると、太くて頑丈な後ろ足で地面を強くけってジャンプ! すぐに安全な場所に逃げ込みます。体長の30倍くらいの距離をジャンプだけで、羽を使えばもっと遠くまで飛ぶことができます。トノサマバッタの住みかは、ススキやエノコログサなど硬い葉をもつイネ科の植物が生えた草むらです。頑丈なあごで硬い葉を噛み切ってどんどん食べる姿には圧倒されます。
春。土の中から出て来たばかりの赤ちゃんは、まるでイモムシみたいですが、すぐに薄い皮を脱ぎ捨て、大人によく似た姿に変身します。そして成虫になるまでに5回脱皮を繰り返します。
草むらで暮らすトノサマバッタの一生を紹介します。
(ナレーション 林原めぐみ)
つばめ
放送日:5月8・12・15日
ツバメは日本が春を迎えると、3000kmの長旅を経て、南の島から渡ってきます。そして、留守にしていた巣を土を使って直し、枯れ草を運び入れて新しい生命の誕生に備えます。卵は2~3週間でふ化し、ヒナは両親が運んでくる昆虫などを食べて成長し、1ヶ月ほどで巣立ちします。
ツバメの身体は、素早く飛ぶために形が流線型になっています。そのため、足が退化し、うまく歩くことができません。ですから、飛んでいる虫しか取ることができず、冬が近づくと食べ物となる虫を求めて、南の島に渡るのです。
(ナレーション 川村万梨阿)
しか
放送日:5月15・19・22日
奈良公園に暮らすシカは、ふだん、観光客にシカせんべいをおねだりするなど、とても人なつっこいのですが、実は国の天然記念物に指定されている野生のシカです。秋になるとオスジカは気が荒くなり、盛んに鳴き声を上げて縄張を主張します。時にはオス同士がメスの取り合いで、りっぱな角を激しくぶつけ合ってけんかをすることも。
春から夏にかけての出産シーズンになると、今度はメスジカの気が荒くなります。子ジカを守ろうと鳴き虫を出してほかのシカや人間を威嚇します。オスとメス、別々に群れを作って暮らすシカたちの生活を追います。
(ナレーション  八嶋 智人)
くも
放送日:5月22・26・29日
家の中や、ちょっとした植え込みにもいる身近な虫ですが、嫌いな子は大嫌いな「クモ」。クモには大きく分けて綱を張るものと張らないものの二つのタイプがあります。
網を張らないタイプのクモは、昼間花の上などで、じっとえさになる虫を待ちます。一方網を張るクモは、飛んでくる虫をじっと待ちます。どちらもひたすら「待ち」の姿勢です。クモの網は意外に長持ちしません。オニグモは毎日網を張り替えます。粘着性の糸はゴミなどがつくためにすぐ役に立たなくなるのです。
(ナレーション 林家三平)
かたつむり
放送日:5月29・6月2・5日
「でんでんむしむしかたつむり、お前の目玉は・・・」 どこにあるか知っていますか? カタツムリの頭の先には、4本の触角があり、長い方の一対の先に「目玉」がついています。短い触角は、においをかいだりする鼻の役割を果たします。
カタツムリは殻から体を出し、伸ばしてから、4本の触角を突き出します。そして最後に、長い触角の奥から2つの目玉を出します。一連の様子はゆったりしていて、カタツムリならではのユーモラスなものです。
カタツムリは暑さが大の苦手。夏の暑さをどうやって乗りきっているのでしょうか? ふだんはあまり見ることのできないカタツムリの生態も含めて、その一生を丹念に紹介します。
(ナレーション 林原めぐみ)
あまがえる
放送日:6月5・9・12日
アマガエルの仲間は、住んでいる場所や季節によって体の色を変えます。緑色の木の葉の上では緑色になり、土の上では茶色に変わります。これは、言うまでもなく、敵から身を守るための機能です。
そして、やはり興味深いのは、卵の誕生から大人になるまでのドラマチックな変化でしょう。オタマジャクシに足が生え、陸上を歩くカエルへ…水中から陸上へと生きる場を変える、そんな劇的な変化がカエルの魅力の一つではないでしょうか。
(ナレーション 林家三平)
ほたる
放送日:6月12・16・19日
夏の初め、谷川の川岸のあちらこちらで、小さな光がついたり消えたりしています。やがてその光が夜空に飛び立ちました。ゲンジボタルの活動の始まりです。
ゲンジボタルの幼虫は、水の中で巻き貝のカワニナを食べて大きくなります。そして春から初夏にかけての夜、お尻を光らせながら次々に上陸を始めます。
幼虫たちは土の中に潜って、そこでさなぎになるのです。 
(ナレーション 小川範子)
だんごむし
放送日:6月19・23・26日
捕まえると、クルンと丸くなるダンゴムシ(オカダンゴムシ)。積もった落ち葉を取り払ったり、庭の植木鉢を動かしたりすると、すぐ見つけることができる身近な虫です。ダンゴムシは空を飛ぶことも、水の中を泳ぐこともできません。しかし、触角で前方の障害物を上手に探りながら、たくさんの足を器用に動かして、いたるところに生活の場を広げていきます。落ち葉を食べ、粉のようなフンにして、土に戻す仕事もしています。
メスは産んだ卵を体の中に抱き続け、生まれる直前までいっしょに行動します。ダンゴムシの赤ちゃんは、生まれたときから親と同じ形をしています。そして脱皮を繰り返して成長します。
(ナレーション 林家三平)
たこ
放送日:6月26・30日・7月3日
海の中でタコを見つけるのは至難の業です。タコは体の色や形を変えて、海藻や岩に変身していたりするので、動きだすまでどこにいるのかわかりません。敵に見つかっても、墨をはいて煙幕をはり、その隙に逃げ去ります。まるで用心深い忍者のようです。
タコは、日中岩棚の隙間に入り込んでじっとしていますが、夜になると狩りをするために海底に出てきます。大好物のカニやエビを捕まえると、足の中に抱え込み、上手に中身だけ食べます。
番組で取り上げるマダコは、たくさんの卵を岩棚の天井に、まるでぶどうの房のように産み付けます。お母さんダコは卵がかえるまでの1か月半から2か月の間、どこにも行かず卵の世話をし、卵がかえると力尽きて死んでしまうものもいます。
身近ですがあまり知られていないタコの生涯を丁寧に紹介します。
(ナレーション  榊原郁恵)
かぶとむし
放送日:7月3・7・10日
カブトムシは「雑木林」が大好き。
農作業や日々の生活に利用するため、人間が育ててきた雑木林には、樹液を出すクヌギやコナラの木がたくさんあり、落ち葉からできた栄養満点の土もあります。
その土の中で、カブトムシは一生の大部分を過ごします。秋から翌年の春にかけて、土の中で育ったカブトムシの幼虫は、初夏になると幼虫からさなぎへ、さなぎから成虫へ変化します。
大人になって地上に出てきたカブトムシの寿命はおよそ1~2か月。その短い間に子孫を残すため、カブトムシのオスは樹液やメスをめぐってけんかを繰り返します。
雑木林で力強く生きるカブトムシの姿を紹介します。
(ナレーション 仲村トオル)
せみ
放送日:7月10・14・17日
アブラゼミの幼虫は、5年間も土の中で暮らし、その間脱皮を繰り返しながら成長します。そして夏の夕方、地中からはい出し、近くにある木や草を見つけて登ります。この「羽化」の時間が幼虫たちの最も危険なときです。アリやスズメバチは、速く動けない幼虫 を見つけると、襲うのです。
適当な場所を見つけた幼虫は、1時間ほどかけて羽化します。最初は透明な羽にだんだん色が付き、日が昇るころになると、すっかり大人のセミの形になって飛び立っていきます。そして4日日ごろからオスは大きな音で鳴き始め、交尾を終えたら1~2週間ほどで一生を終わります。
(ナレーション 柳沢慎吾)
やもり
放送日:7月17・21・24日
夏の夜、家の壁や窓に、忍者のように張りついているやもりを見かけたことはありませんか。
やもりは、足の指にあるヒダやそのヒダにびっしりと生えている細かい毛によって、壁や天井、ガラスの上などを忍者のように自在に歩きます。
昼間は壁のすき間などでじっとしていますが、夜になると出てきて、灯りに集まる虫を捕まえて食べているのです。だからやもりは人家の近くでよく見かけるのですね。
春から夏、やもりは壁のすき間や戸袋など見つかりにくい場所に卵を産みます。一度に産む数は2個。卵は2ヶ月ほどで孵ります。
赤ちゃんやもりは大人と同じ姿をしていて、生まれるとすぐ大人といっしょにエサを捕りはじめるのです。
(ナレーション 天野ひろゆき)
てんとうむし
放送日:7月28・31日
春、暖かくなると姿を見せるテントウムシ。日本には、200種類を越える仲間が暮らしています。また、これらのテントウムシは、種類ごとに背中の星の数や形が違いますが、多くは植物につくアブラムシなどの虫を捕らえて食べる肉食です。そして寒くなると、成虫は仲間同士集まって、落ち葉の裏側などで集団でじっと冬を越します。
番組では、様々な種類のテントウムシや、成虫とは形が大きく異なる幼虫の姿を紹介します。
(ナレーション 戸田ダリオ)
くまのみ
放送日:8月4・7日
体に帯のような模様があるのが特色の魚、クマノミ。沖縄付近の海には、6種類のクマノミが住んでいます。
クマノミの住みかは毒をもつイソギンチャク。しかし、クマノミの体は特別な粘液に覆われていて、毒に侵されません。敵が近づくと、すばやくイソギンチャクの触手に隠れて身を守ります。一方、イソギンチャクを食べに来る魚を、クマノミは、自分の縄張を守ろうとして追い払います。両者は持ちつ持たれつの関係です。
卵を産むのもイソギンチャクのそば。卵の世話をするのは主にオスで、胸びれを使って新鮮な水を送ったり、口でごみを取り除いたりします。メスは次の産卵に備えて体を休めていますが、卵を狙う敵が近づくと、メスとオスは力を合わせて、歯をカチカチ鳴らして威嚇したり、体当たりして、卵を守ります。
ふだん見ることのできないクマノミの生態を詳しく紹介します。
(ナレーション 石田ひかり)
くらげ 
放送日:8月11・14日
北から南まで、クラゲはどこの海にでもいます。体のほとんどは水でできていて、大きな傘の中にある胃や腸は透けて見えます。長い足には小さなトゲが隠されていて、ここに触った魚や小さな動物を捕まえて食べます。クラゲは傘を収縮させることでゆっくり泳ぐことができます。しかし、悲しいかな、潮の流れに逆らうほどの力はなく、海流にのって遠く大洋を流されていきます。
(ナレーション 林原めぐみ)
あり
放送日:8月18・21日
初夏から盛夏にかけて、アリは空を飛びます。いわゆる『結婚飛行』で、オスとメスは空中で出会い、交尾します。交尾したメスは羽を落とし、女王アリとなって巣作りを始めます。女王アリはたくさんの卵を産み、かえった幼虫を丁寧に育てていきます。この幼虫たちはすべてメスで、働きアリになります。ここからアリの巣は本格的に動き出します。 アリの巣は、まさに一つのコミュニティです。門番アリが巣の入り口を守り、働きアリは協力して食べ物を集め、幼虫を育てます。
力を合わせて巣を『運営』します。違う種類のアリや、同じ種類のアリでも巣が違えば、みんな敵です。ケンカになれば、丈夫なアゴで相手の触角や足をかみ切ります。
小さなアリたちの営みのなかに、いろいろな発見ができそうです。
(ナレーション 林家三平)