キッズワールド

幼稚園・保育所向け番組のひろば

お話でてこい

くわしい内容 - 年中児向け -

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おはなはどこに
中村美佐子
放送日:3月31日・4月7日
ぽかぽか暖かくなって、池のそばの道をお花見にいく動物たちがうきうき走っています。
池に住んでいる小さなカメくんは、まだ一度もお花見にいったことがありません。「おはなみって楽しそうだな。ぼくももぐらさんをさそっていこう」
でもあいにく、もぐらさんは怪我をしていていけません。仕方なくカメくんは一人で出かけましたが、お花を見たことがないので、途中で出会った象さんといっしょに探すのですが・・・。甘い香り、きれいな色を頼りに、わたあめ屋さん、果物屋さんへ行ったり。やっと花をつんだトラックを見つけて追いかけますが、これも失敗。疲れた二人は、大きな木の下で眠ってしまいます。目を覚ますと、象さんの鼻がつまって、ズーズー、ハ、ハクション!。大きなクシャミをすると、吸い込んでいた桜の花びらがいっせいに舞い上がり、素敵なお花見ができました。二人はもぐらさんに花びらの噴水のお土産をしてあげました。

(教育画劇)

ねずみのごちそう
杉田豊
放送日:4月14日・4月21日
ちいさな丘の上の小さな家に、ねずみが住んでいました。ねずみはとても心がやさしく、働きものでした。
ある日、おなかをすかせたねこがやってきました。ねずみはねこを自分の家に招いて、ごちそうしました。おなかいっぱいになったねこは、そのままねてしまいました。
その夜、こんどはふくろうが、おなかをすかせて枝から落ちてきました。ねずみは、ふくろうにもごちそうをつくって、食べてもらいました。ふたりになったお客は、ねずみのごちそうを食べては寝るだけでした。それでもねずみは二人にごちそうできるのがうれしく、幸せでした。
ところが、ねずみのつくる料理にあきてきたねことふくろうは、ふたりとも、ねずみをたべてしまおうと考えはじめたのです。さあ、ねずみはどうなるのでしょうか。

(講談社)

へそどろぼう
たかしよいち
放送日:4月28日・5月5日
ゴロゴロドッスーン。ある日突然、雷の子が村に落ちてきて、村中おおさわぎ。
「おんがら ひんがら へそくれえ」。
と、村の人たちを追っかけて驚かせます。犬や猫にもねだって逃げられ、とうとう牛の乳首をへそと間違えてひっぱったために、白い乳がビュっと飛び出し、雷の子はびっくり。でも乳を飲んで、おなかがいっぱいになったので眠ってしまいました。
そこへおばあさんが通りかかって、雷の子のおなかを見て、
「こりゃ、ずんべらぼうでかわいそうじゃ。へそをつけてやろう」
と、持っていたそらまめを一粒、おまじないをして、雷の子のおなかにペッタリはりつけました。
目を覚ました雷の子は、へそがついているので大喜び。そのうちにそらまめが芽を出し、どんどん空へむかって茎がにょきにょき。やがて、茎の先をひっぱられて無事空へ帰っていきました。それからは毎年雷がなると、空からパラパラと、そらまめが降ってくるようになりました。

(岩崎書店)

舌ながばあさん
千葉幹夫
放送日:5月12日・5月19日
オクヤマ岳のオクマタ峠に、「舌ながばあさん」と鬼の「朱のばん」が住んでいました。舌ながばあさんの舌はとても長くのび、朱のばんが牙をむいた大きな顔を近づけると、熊も目を回すほどでした。二人の楽しみは、長い舌で頭をなめたり、恐ろしい顔をして人間をおどろかすことでした。ところが、最近峠には人間がやってきません。二人は山をおりて、村まで人間をおどろかしにいくことにしました。
途中、森の木々はすっかり切られ、流された土や木で川がせき止められ、湖のようになっています。村では、守り神であった竜神様の池がすっかり干上がっています。ひっそりと静まり返った村。一軒の家の窓をバーンとあけ、朱のばんが恐ろしい顔を突き出し、ばあさんは長い舌で中の人間をなめまわします。ところが、・・・ちっとも人間は怖がりません。水がなくなり、稲もいもも育たず、食べるものも食べられないので、怖がる元気もないのです。川がせきとめられた湖の水を引こうにも、人間が近づくと地面が大きくゆれて恐ろしいといいます。
村人に頼まれた舌ながばあさんと朱のばんは、湖まで戻り、水を流そうとせき止めていた木や土を取りのぞき始めました。ところが、そのとき大きな竜が現れたのです。村を守っていた竜神でした。竜神は、池を干上がらせた人間を懲らしめていたのでした。二人も、竜神のひげにつかまってしまいます。さあ、舌ながばあさんと朱のばんは人間たちを救うことができるでしょうか。

(小学館)

カバのヒポポくん
わしおとしこ
放送日:5月26日・6月2日
動物園の赤ちゃんカバのヒポポくんは、おかあさんを亡くして元気がありません。獣医のズー先生は、昼も夜もつきっきりで食べないヒポポくんの世話をしました。やがて、元気になったヒポポくんは満一歳の誕生日を迎え、ズー先生におねだりをします。
「プレゼントに、どこか連れていってよ」
これにはズー先生も大弱り。だって、動物園のカバは、簡単に園から外に出るわけにはいかないからです。ヒポポくんはすました顔で、
「大丈夫だよ。ぼく、いいことをおかあさんにおそわったの」
といって、ファーン、ファーンと大あくびを46回もしました。すると、どうでしょう。
パッカーンと、ヒポポくんはカバンに変身したのです。そこで二人はゆうゆう外へ……。
ところが町のプールへヒポポカバンが落ちてしまう事件がおこりました。水にぬれると、元通りカバに変わってしまうのです。さあ大変…。
まぜまぜプイ
矢玉四郎
放送日:6月9日・6月16日
こぶたのプイの発明品が、まもなく出来上がります。その名は、「まぜまぜき」。テストに、すいかといすを入れると、すいかといすがまざった、「すいかいす」が出てきました。大成功です。
「なんでもまぜます。まぜまぜやー」。プイは、まぜまぜやをはじめました。
最初のお客は、ネズミ。カメラを持ってきましたが、カメラと何をまぜるのか、考えこんでしまいました。そこにあらわれたのが、ネコ。おどろいたネズミは、カメラを持って、まぜまぜきの中に逃げこみました。
ぷいっと出てきたのは、カメラネズミ。これを見たネコも、電話といっしょにまぜまぜきの中へ。歩きながら電話できる「でんわねこ」になって大満足。
大評判のまぜまぜや。タヌキ、キツネ、イノシシがやってきて、とけいたぬき、でんたくきつね、テレビいのしし、の出来上がり。みんな大満足です。ところが、がおーっといばるライオンの注文には大弱り。空飛ぶ円盤とまぜろ、というのです。そんなもの、どこにあるのでしょう。

(PHP研究所)

なぞなぞのすきな女の子
松岡享子
放送日:6月23日・6月30日
お母さんもあきれるほど、なぞなぞあそびの好きな女の子がいました。ある日、「だれか、別の人をさがして、おやりなさいな」と言われたので、女の子は森に出かけました。
森の中で出会ったのは、オオカミでした。オオカミは、お昼に食べる子どもをさがしていました。でも、そんなことはおかまいなしに、女の子はさっそくオオカミをなぞなぞあそびに誘います。
「しっぽ ふとくて、
 口 ぱっくり。
 しろい は ぎざぎざ とがってて、
 まっかな したべろ ぺろりと たらし
 耳も くろけりゃ、 手も くろい。
 ──なーんだ?」
お昼ごはんも忘れて考えこんでしまったオオカミ。「あっ、わかった!」といってくれないので、つまらなくなった女の子は、オオカミをおいて家に帰ってしまいました。
子ウサギが、頭に手をやったまま目をつぶっているオオカミを見つけました。なぞなぞが好きな子ウサギに、答えを教えてもらったオオカミは、今度こそ「ひるめしにしてやるぞ」と、いさんで女の子の家にでかけましたが…。

(学研)

たんたのたんけん1
中川李枝子
放送日:7月7日・7月14日
8月29日はたんの・たんたの誕生日。朝、元気良く起きたたんたが着替えようとしていると、突然封筒が飛び込んできました。中には、きりんの松や、わにの石、ライオンの岩などが書いてある紙が入っています。「たんけんのちずだ。」たんたは地図に書いてあるジャングルへ行こうと、探検の準備を始めます。帽子屋さんに行き、革の帽子を買っていると、ヒョウの子どもがやってきて、やはり探検に出かけるといって、たんたと同じ帽子を買います。お菓子やさんでもたんたと同じキャンディを買い、おもちゃやさんでも同じ望遠鏡を買います。たんたがきりんの松の木に登って望遠鏡で見回していると、ひょうの子もやってきて望遠鏡をのぞきます。わにの石を見つけて走っていって、腰をかけるとヒョウの子もやってきて腰かけます。たんたはききました。「おまえはなかまか?」「なかまだ」ヒョウの子が答えます。「おまえはだれだ」たんたが聞くと、「バリバリ・バリヒ」と答えます。どうして、ヒョウの子バリヒは、たんたについてまわるのでしょう。

(学研)

たんたのたんけん2
中川李枝子
放送日:7月21日・7月28日
たんたは、ヒョウの子バリヒといっしょに、ジャングル探検にむかいます。深いジャングルも仲間がいると怖くありません。二人でジャングルを転んだりしながら進んでいくと、突然、開けた場所に出ました。ふたりが望遠鏡であたりを見回すと、つる草で覆われたおかしなものを見つけました。「あやしい。あのなかにきっとなにかがかくれている。」たんたがつるにとびかかったときには、バリヒはもうバリバリとつるをはがしてしまいました。すると、一軒の家があらわれました。「おばけのうちかな」「たんけん!」ふたりは家の中に入っていきます。家の中はテーブルといすが一つ、食事をした皿はおきっぱなし、スリッパは脱ぎっぱなし。さあ、この家はだれの家なんでしょう。ふたりの冒険はいつまで続くのでしょうか。

(学研)

よわむしよわむしたべちゃうぞ
さとうまきこ
放送日:8月4日・8月11日
原っぱで友だちにいじめられて泣いていたひろくんに、声をかけたのはなんと、ライオンでした。びっくりしているひろくんにライオンはいいました。「おまえをたべてやるから、かくごしろ。だが、もしもおれのめいれいをきくならたすけてやってもいいんだがな」。その命令とは、ライオンの家まで一緒に行くことでした。食べられるなんてたまらない。ひろくんはライオンの家までいくことにしました。ライオンは逃げられまいと、ひろくんの後ろからついてきます。途中深い森を通ると、ライオンの姿に他の動物たちは逃げ出します。ひろくんの足が少しでも遅くなると、ライオンはガゥと唸り声をあげて、いまにも飛びかかってきそうです。
大きなほら穴にたどりつくと「ここがおれのうちよ。えんりょしないではいってくれ」。それまでの怖そうな顔ではなく、ニコニコしながらいうではありませんか・・・ライオンは何のためににひろくんを連れてきたのでしょうか。

(講談社)

きいろいばけつ
森山京
放送日:8月18日・8月25日
お日さまがまぶしい月曜日でした。キツネの子が、きいろいバケツを見つけたのです。
「だれのだろう」そっとバケツを持ち上げてみました。でも、名前は書いてありません。
菜の花のようなきいろいバケツ。キツネの子は、こんなバケツを、前からずっとずっとほしいなぁと思っていたのです。そこで、大急ぎで友だちのウサギとクマの子に、相談に行きました。
みんなできいろいバケツのまわりで考えました。キツネの子がバケツを持つと、ほんとによく似合って、まるでキツネの子のバケツみたいです。
「そうだ、次の月曜日、そう、一週間待っても、だれも取りに来なくて、この橋のたもとにバケツがあったら、キツネの子のにしよう!」ということになりました。
きいろいバケツの横で、うたたねをした火曜日の、次の日も、その次の日も、バケツを取りに来るひとは、まだいません。
「月曜日にはぼくのもの、きいろいバケツはぼくのもの」、キツネの子はでたらめなふしをつけて歌いながら、バケツのまわりをぐるぐるまわりました。

(あかね書房)