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専門家がオススメ!健康長寿のツボ
足三里(あしさんり)
北里大学・客員教授の伊藤剛さんから紹介していただいたのは、俳人・松尾芭蕉もお灸をすえていたとして有名なツボ「足三里」です。
古くから、足の疲れを癒やすだけでなく、胃腸の働きを改善する効果が期待できるツボとして知られています。

ツボの位置:「足三里」の位置は、ひざの端から指4本分下。スネの骨の外側のくぼんだところ
【押すときのポイント】
指でゆっくり押す以外に、スネのあたりから足三里まで、下から上にかかとでこするように押すのも効果的
(※足の力が弱い場合には、上から下にこするのでもよい)
頬車(きょうしゃ)
東京有明医療大学・教授の安野富美子さんに紹介していただいたツボは、顔にある「頬車」です。
唾液腺を刺激し、唾液の分泌を促進。唾液には抗菌物質が含まれるため免疫アップの効果が期待できるといいます。また、リフトアップ効果も期待できる“美容のツボ”としても知られています。

ツボの位置:「頬車」の位置は、下あごの角から親指幅ひとつ分、噛むと飛び出るところ
こころに効くツボでリラックス!
長引く新型コロナウイルス感染症の影響もあって、不安やストレスからメンタルに不調を感じている人も少なくないと思います。
内関(ないかん)
そこで、国内外の研究から、「こころに効く」ことがわかってきた専門家イチオシのツボをご紹介します!
1つめは、緊張している時や、不安を感じている時などに、簡単にセルフケアできるツボ「内関」です。

ツボの位置:「内関」の位置は、手首のしわから指3本分のところ
合谷(ごうこく)
同じく「手」にあるツボで、万能ツボの1つとして知られている「合谷」も、こころをリラックスさせる効果が期待できるツボです。

ツボの位置:「合谷」の位置は、手の親指と人差し指の間
【押すときのポイント】※頬車、内関、合谷に共通
- 指で5秒かけてゆっくり押す。3秒止めてからゆっくり離す。
- 3〜5回ほど繰り返す。
- 強さは「気持ちがいい」程度で。押し過ぎには注意。
背中のツボ
北里大学東洋医学総合研究所・客員教授 伊藤剛さんが、メンタル不調の治療をするときに必ず使うのが「背中のツボ」。
呼吸には背中の筋肉が関係しており、背中にコリができると、正常な呼吸ができなくなるといいます。伊藤さんによると、背中のコリによる息苦しさが慢性化すると、不安やうつなどの原因のひとつになると考えています。
でも、背中って自分の手が届きにくいですよね。
そこで伊藤さんがお勧めするのは、ソフトボールを用いたツボ押しです。

【方法】
背中にあるツボ「肺兪(はいゆ)」、「心兪(しんゆ)」、「膈兪(かくゆ)」を狙います。ソフトボールなどを使い、ベッドと背中の間にボールを入れて、ゆっくりと体重を乗せてください。
「肺兪」などの詳しいツボの位置や、“ボール”ツボ押しをもっと知りたい方はこちらへ
太極拳で「深くゆっくりとした呼吸」を身につけよう!
ゆったりとした動きが、足腰や体感を鍛えると言われている「太極拳」。
でも、それだけではありません。実は今、太極拳の「深くゆっくりとした呼吸」が、免疫アップも期待できるとして注目されているのです。
「太極拳の呼吸に秘められたチカラ」をもっと知りたい方はこちらへ
そんな太極拳の「深くゆっくりとした呼吸」は、自宅でもカンタンにトライすることができます。太極拳にはいくつかの流派がありますが、それらを中国政府が24の動きにまとめた、「簡化二十四式太極拳」と呼ばれるものがあります。
日本健康太極拳協会・師範の楊玲奈(よう・れいな)さん監修のもと、「深くゆっくりとした呼吸」を体得しやすい動きをご紹介します!
単鞭(ダンビエン)
片手でムチを放つような動きです。体の軸を意識するのがポイントです。

- 右手はスカーフをつまんだような手の形に、左手はふんわりと羽根布団を抱えたように体の前においてください。
- 視線は右手首から、ゆっくりと左に向けていきます。
- 左足はかかとから一歩 だんだんと体重を左足に移していきます。
- 左手を向こうにむけていきます。
「太極拳の呼吸を体得しやすい動き」をもっと知りたい方はこちらへ
専門家が伝授!マインドフルネス「呼吸の瞑想(めいそう)」
仏教の瞑想(めいそう)法をベースに編み出された「マインドフルネス」。不安の軽減などが期待できると、いま、世界中でブームになっているメンタルケアです。
自宅でも簡単にトライできる「マインドフルネス」を、専門家の長谷川洋介さんに教えていただきます。
呼吸の瞑想(めいそう)
心を"今"に向け、意識を集中する瞑想(めいそう)として、「呼吸の瞑想(めいそう)」をご紹介します。

- 背筋を伸ばして 少し骨盤を立てるような感じで座ります。目は軽く閉じてください。
※イスに座って行ってもよいです - 初めは呼吸に注意を向けてみます。「吸う」呼吸と「吐く」呼吸 自分の体がしている呼吸を感じ取りましょう。
※呼吸を感じ取る場所は、鼻先の空気の入り口でもいいですし、お腹や胸の辺りが膨らんだりへこんだりする感じでもいいです - 注意がそれても「呼吸」に戻しましょう。
※呼吸に注意を向けていても、考えごとや、雑念が浮かんだりするかもしれません。注意がそれたことに気づいて、再び「呼吸」へと注意を戻しましょう。
1日2回、朝起きたあとと夜寝る前に行うことがオススメです。
時間は1回5分でも構いませんが、慣れてきたら30分ほど行ってもよいです。
※精神疾患のある方は、主治医と相談の上、専門家の指導のもとで行ってください。
「マインドフルネスの効果」について、もっと知りたい方はこちらへ
漢方薬「補剤」のチカラ
漢方薬は、その役割によっていくつかのグループに分けることができます。なかでも注目されているのが、「補剤(ほざい)」と呼ばれる漢方薬の仲間です。これは、健康な体に必要な気力や血液、エネルギーなどをその名のとおり“補ってくれる”力を持っています。
三大補剤

代表的な3つの補剤と主な使い分けは次のとおり
- 「補中益気湯」
疲労けん怠+虚脱状態、食欲不振 など - 「十全大補湯」
疲労けん怠+貧血、産後の体調不良 など - 「人参養栄湯」
疲労けん怠+呼吸器の不調、息苦しさ など
誰でも同じように効果があるわけではなく、それぞれの症状に適した漢方薬でなければ、副作用のリスクもあります。
まずは、主治医やかかりつけ医に相談し、必要であれば、大学病院や専門医(※1)を紹介してもらいましょう。
※1 日本東洋医学会が「漢方専門医」を任命しています。ホームページでも検索できます。