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現在50歳で、睡眠中に目が覚めるようになりました。更年期によるものと思われ、ホルモン補充療法を始めました。良い睡眠をとるために、日中は運動、寝る前はアロマオイルの香りでリラックスする、耳栓をして物音で起こされないようにしています。睡眠不足になると、翌日とても辛く感じます。更年期における良い睡眠のとり方を教えてください。
(50歳代 女性)
専門家による回答
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女性は、更年期を境に女性ホルモンの分泌量が減少することで不眠に悩む人が増えます。エストロゲン(女性ホルモンの1つ)の分泌が減少すると、うつ症状や不安症状が現れやすくなり、不眠を悪化させる原因になることもありますので、ホルモン補充療法は効果的だと考えられます。
また、更年期に起こりやすい様々な身体不調を睡眠不足のせいだと思い込んで、睡眠をとることに意識を集中しすぎてしまうことで、それ自体がストレスになって眠れなくなり、睡眠の質が低下することが多くあります。ご質問者の方は、すでに多くの対策をされているようですので、睡眠不足にとらわれすぎず、眠気を感じてから寝床に入るようにするとよいでしょう。それでも困りごとが続くようであれば、専門家(睡眠障害専門医師)に相談することをお勧めします。
(2022年7月11日(月)~14日(木)放送関連)