【Q&A】脳梗塞の後遺症による唾液過多・舌やのどの麻痺を改善するリハビリ

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脳梗塞の後遺症で唾液過多があります。改善する方法はあるでしょうか。
(40代 女性)

専門家による回答

唾液過多は、脳梗塞の後遺症として3割程度の人に現れます。脳梗塞の後遺症で舌やのどに麻痺(まひ)が現れ、食べ物や飲み物、唾液などをうまくのみ込めないために、口の中の唾液が増えてしまうと考えられます。改善には、会話を積極的にしたり、歌を歌ったりして大きな声を出し、舌やのどの筋肉を鍛えることが勧められます。

また、嚥下障害のためのリハビリテーションを行うと、舌やのどの機能改善につながります。リハビリには、「舌の抵抗運動訓練」や、あおむけの姿勢で頭だけを上げてつま先を見ることでのどを鍛える「頭部挙上訓練」などがあります。
摂食嚥下障害のリハビリテーション


(2022年1月31日(月)~2月3日(木)放送関連)

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