【Q&A】抗がん剤治療中、おいしく食事をとることは難しい?

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主人が胃、食道接合部がんです。術前に抗がん剤治療を受け、手術後、吻合部狭窄(さく)で十数回バルーンで広げ、何とか嚥下(えんげ)出来ていますが油断すると詰まります。
術後抗がん剤治療(sox療法)も敗血症や、狭窄による処置などで思うように進みませんでしたが、何とか6クール終了しました。先月、狭窄部分リンパに再発が見つかり、内視鏡で生検してがんがあるといわれました。今、抗がん剤治療をしています。
がんが消失して欲しいのはもちろんですが、のどごし良く食事をして欲しい。美味しく食べて欲しいです。そういうことは難しいのでしょうか?(58歳 女性)

専門家による回答

抗がん剤治療中はなかなか難しいと思います。食欲も落ちてしまうことが多いです。医療者側からすると、どうしてもがんを治すことに重きがおかれてしまいます。抗がん剤が一区切りつけば、美味しく食事をとっていただくことができるのではと思います。
狭窄に対しては、やはり、バルーンなどの対応が必要です。1回で済むことのほうが少なく、何回か受けていただくことが多いです。次第に、その間隔が開いてきて、不要になることが多いです。

(2021年1月18日(月)、19日(火)放送関連)

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