- 市販の便秘薬(大腸の神経を刺激し、大腸の運動を活発にするセンノシド、便をやわらかくするビサコジルなどを配合した薬)を30年くらい服用しています。以前は、1日に2~3粒で便通があったのですが、2年目の禁煙後徐々に便通が悪くなり、今では6粒位服用しています。
医師に相談したのですが・・・明確な回答がありませんでした。このまま服用し続けても大丈夫でしょうか?(49歳 男性)
専門家による回答
- センノシドは習慣性や依存性に加えて薬剤耐性(のんでいくうちに病気が悪くなるのではなく薬が効きにくくなること)がありますので、30年ものんでいればこうした状況が起こります。むしろましなほうです。したがって習慣性や薬剤耐性のない便秘薬に切り替えることをお勧めします。
しかし長いこと刺激性に依存しておりますので長期間切り替えに時間がかかることなど、忍耐が必要なため、信頼できる先生を見つけて根気よく行うことが重要です。最低でも数年かかります。最近ではエロビキシバットという大腸を動かす便秘の新薬が登場しており、短期間で依存が解消できる可能性もあります。
(2018年4月23日(月)、24日(火)放送関連)