【Q&A】くぼんだタイプの大腸がんは発見できる?

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くぼんだタイプ(陥凹【かんおう】型〕の大腸がんは大腸内視鏡検査で発見できるのですか(51歳 男性)

専門家による回答

ポリープの形態の隆起型病変は一目でわかりますが、陥凹型は見つけにくいので見逃す可能性が高くなるのは事実です。隆起型・陥凹型いずれも5mm未満の小さなものでは、大腸のひだの裏などの死角に隠れて、見逃すこともあり得ます。「床にばらまかれた大豆なら全て拾うことは難しくありませんが、胡麻でしたら見過ごすものも出てくる」と例えればご理解いただけるでしょうか?
一方で、病変を見つける手段としては内視鏡検査が最も精度が高いので、「陥凹型の大腸がんを見つけるためには大腸内視鏡検査でなければ難しい」ということもいえます。

(2018年1月22日(月)放送関連)