【Q&A】棘上筋の腱板断裂と診断 ゴルフや卓球は再開できるようになる?

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3か月前から右の肩と肩甲骨周辺に痛みが出て、先週整形外科を受診しました。
MRI検査の結果、「棘上筋(きょくじょうきん)の腱板断裂」と診断され、現在、週1回ヒアルロン酸を肩に注射しています。通常は痛みはありませんが、右腕を使った作業をすると肩甲骨周辺に痛みがあります。TV放送であった体操を継続しようと思いますが、痛みが薄らいだらゴルフ・卓球などの運動は再開できるのでしょうか?(65歳 男性)

専門家による回答

ヒアルロン酸の注射は、腱板断裂周辺の炎症を軽減したり、潤滑油として関節の動きや肩峰下[けんぽうか]スペースへの腱板の滑走をスムーズにしたりする作用があります。その注射で痛みは軽減しているようですので、比較的症状は軽度と思われます。
体操療法については番組中に御紹介した体操を継続していただいてもよいですが、現在通院されている整形外科でも体操療法を含めたリハビリ方法を教えていただけると思いますので、是非相談してみてください。
痛みが軽減したら、ゴルフや卓球などの比較的肩への負担の少ないスポーツであれば再開できる可能性が高いと思います。ただし、もし再開して痛みが再燃する場合、手術で腱板を修復してスポーツ活動を継続するか、スポーツ活動を諦めるかの選択を検討する必要があります。

(2017年4月12日(水)放送関連)

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