【Q&A】IPMN(すい管内乳頭粘液性腫瘍)と診断 経過観察か手術をするか

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6年前にIPMN(すい管内乳頭粘液性腫瘍)と診断され、半年ごとに超音波検査、1年ごとにCTまたはMRIの検査を受けています。
7~8cmの腫瘍が2つですが「経過観察でよい。がん化したら手術しましょう」と言われています。手術はできないということですか?
不安な気持ちで毎日を過ごしています。(62歳 女性)

専門家による回答

ご質問者の場合、のう胞の大きさが7cmおよび8cmと大型のため、良性か悪性かの判定には注意が必要です。
しかし、IPMNはのう胞の大きさ、のう胞内の結節の有無、主すい管の径(直径)などを総合的に考慮して良性か悪性かを判定します。現在まで6年間経過観察をされた結果、担当医から「様子をみてよい」とのご判断であれば、今後とも経過観察でよろしいのではないかと思います。
すい臓の手術は患者さんの身体的な負担が小さくないため、施行するかどうかは慎重に判断します。

(2017年1月26日(木)放送関連)

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