【Q&A】ICDを利用 誤作動や細菌感染のリスクは?

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私の父は、不整脈が原因で2回のアブレーション手術をしました。それでもあまり体の調子は良くならず、2回以上は同じ手術はできない、最終的にはICDを植え込むことになるとのことでした。
そこで私が聞きたいのは、ICDについてです。ICDも機械です。万が一にも誤作動を起こしてしまうリスクがないか、また電流の流れるものなので、普段の生活で気をつけなければならないことなどです。またICDを植え込むことに際しての細菌感染等の問題は有りませんか?
(33歳 女性)

専門家による回答

一般的な内容としてご理解ください。ICDは進歩した機械ですが、今後起こりうるすべての状況に対してうまく対処できるとは限りません。人間の体自体が、加齢、新たな病気などさまざま将来的に起こす可能性があることを考えると、現代の技術でも誤作動を起こすことはあります。
普段の生活では、誤作動の原因となる強い電磁波に近づかないことが必要になります。ICD植え込み時には、もちろん細菌感染のリスクを伴います。ICD自体は、突然死を予防するための機械であり、植えない限りは突然死が生じうるということを意味しています。
結果的に、突然死のリスクと、ICD植え込みに伴うリスクを、個別に天秤[てんびん]にかけるということになりますので、担当の先生によく説明を受けることをお勧めします。

(2017年1月9日(月)〜12日(木)放送関連)

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