【Q&A】手術が不安

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3年前、左目に滲[しん]出型の加齢黄斑変性があることが判明し、3か月間隔で通院しております。最近、担当医から光線力学療法をすすめられており、何となく不安でどうすべきか迷っておりますので、ご教示ください。
私の場合、一般的によく言われる「加齢黄斑変性(滲出型)」の自覚症状は特にありません。黒い斑点はどこにもなく、左目は縦線が小さく一部曲がって見えるところがあります。(78歳 男性)

専門家による回答

加齢黄斑変性(滲出型)の自覚症状は片方の目で見てみないと気づかないことが多いです。左目で見ると縦線が曲がって見えるということは、左目の黄斑部に何らかの異常があることが推測されます。それが加齢黄斑変性に起因するものか、他の原因によるものかは診察してみないと分かりません。
滲出型の治療の基本は、現状、抗VEGF薬の硝子体注射です。脳梗塞などの既往症があって、抗VEGF薬の使用が難しいなど、光線力学療法が有利となる病態もありますので、それについては担当医の先生とよくご相談ください。

(2016年9月1日(木)放送関連)