【Q&A】子どもが魚のアレルギー アナフィラキシーショックの危険は?

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1歳5か月の次女は、生後7か月で魚アレルギーが起こり、タイやサケでじんましんが出るようになりました。経口負荷試験を受け、現在はかまぼこや缶詰の水煮で様子をみています。今のところアナフィラキシーは起こらず顔のじんましん程度ですが、今後も除去し続けなければなりませんか?除去しなかったら、いずれアナフィラキシーを起こす可能性がありますか?
また、白身魚でアレルギーが出ると、どの魚も一生食べられないことが多いというのは本当ですか?(37歳 女性)

専門家による回答

魚のアレルギーは卵や牛乳と違って治りにくいのですが、成長とともに食べられるようになるお子さんもいます。かまぼこや缶詰の水煮は食べられるのでしたら継続されるとよいでしょう。ただし、じんましんも全く出ない程度の量にすべきです。
食べ物が皮膚から入ってアレルギーの抗体を作ることがないよう、皮膚をきれいにしておくことも大切です。
魚の主な抗原(アレルギーを起こす食物の成分)は魚が違っても似ているので、白身魚でアレルギーが出ると他の魚も食べられないと言われることがあるのですが、厳密には抗原の種類やその量には魚によって差があります。したがって、安全に食べられる魚の種類や量は異なりますので、根気強く調べていくと比較的たくさん食べられる魚が見つかるかもしれません。

(2016年7月20日(水)放送関連)