【Q&A】向精神薬によって肝臓に負担がかからないか心配

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2年ほど前に脂肪肝の疑いがあるといわれ、2~3か月に一度内科で血液検査をして診察を受けています。腎臓の機能もあまり良くないといわれ治療を受けています。
実は私は統合失調症も患っていて向精神薬アリピプラゾールと抗うつ薬セルトラリンも服用しています。5/10の放送では薬によって肝硬変になるケースもあるとの説明もありました。これらの薬の長期服用で肝臓に負担はかからないか心配です。脂肪肝が悪化して肝硬変にならないようにするには何に気を付けるべきかご教授いただければと思います。(38歳 男性)

専門家による回答

アリピプラゾールとセルトラリンなどの薬は、内服してすぐに肝臓が悪くなる人以外には、長期に薬を飲んで肝臓が悪くなることはありません。しかし、脂肪肝の方が心配です。脂肪肝が長く続くと肝臓が悪化していく可能性がありますので、食事を規則正しくとり、食べ過ぎないこと、間食を控えて、定期的に速足歩行などの運動をして、体重が増えないようにすることが大切です。

(2016年5月12日(木)放送関連)