【Q&A】アレルギーが心配 肝機能が正常なうちにB型肝炎の治療をすべき?

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B型肝炎ウイルスのキャリアです。半年に1回、血液検査とエコーの定期検診をしています。
10年ほど前からウイルス量は4を超えており、直近が5.0(AFP2.5)、その前が5.6(AFP2.2)でした。
肝機能は正常で、この10年で異常値が出たことはありません。
5年ほど前から、食物アレルギー、薬物アレルギーが出るようになり、特に薬物アレルギーについては、今まで大丈夫だったものに対しても出ることがあり、怖くてできるだけ薬はのまないようにしています。
かかりつけの先生は、肝機能が正常のうちに治療を始めた方が効果が高いとおっしゃっていますが、治療を始めると長期間にわたって薬を服用しなければならないとのことで気が進みません。治療を始める目安とアレルギーのある人の場合の、メリットとリスクについてどのように考えたらよいのでしょうか。(50歳 女性)

専門家による回答

B型肝炎ウイルスを抑えるのみ薬は、ほとんどアレルギーを起こすなどの副作用はありません。むしろB型肝炎ウイルスが多いことの方が心配です。ウイルスが多い状態が長く続くと、肝臓病が進行するリスクがあります。アレルギーのことを心配しないで、肝臓専門医と相談して、B型肝炎の治療について相談した方がよいと思います。

(2016年5月11日(水)放送関連)