【Q&A】アミロイドアンギオパチーによる認知症とは?

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妻について
家内が大学病院の物忘れ外来で、脳内のCT、MRI検査等を受診した結果、『レビー小体型認知症パーキンソン病』とのこと。またアミロイドアンギオパチーと言うたんぱく質が脳内の微細血管内にあって、出血により脳を委縮している。現在の医学では治療法はないと言われ、認知症の薬ドネペジルとパーキンソン病の薬を服用中で、老健施設に入所中です。市立病院の神経内科を受診して1月に心筋シンチグラフィ検査を受診、結果は「レビー小体型認知症」、「パーキンソン症候群」ではなく、『アミロイドアンギオパチーによる認知症』と言われました。やはり治療法はないとの事で、上記投薬を継続中です。認知症の種類の中に「アミロイドアンギオパチーによる認知症」との言葉は出て来ない。本当にこの様な病気はあるのか、また治療法はないのか教えてほしい。(73歳男性)

専門家による回答

アミロイドアンギオパチーはアミロイドベータたんぱくが脳の小血管壁に沈着することにより、血管壁がもろくなって脳出血などが生じやすくなる病気です。高齢者の脳出血の原因のひとつであり、MRI では小さな出血が脳内に散在していることを確認できます。アミロイドアンギオパチーでは、脳内にアミロイド沈着を伴うアルツハイマー病の変化を伴うことが多く、また小血管病変に伴う脳出血、脳梗塞も生じやすくなります。アミロイドアンギオパチーそのものに対する治療薬は今のところありませんが、認知症としてはアルツハイマー病、あるいは血管性認知症の要因と関連しますので、それらの病気に対する治療、対応を行うことになります。

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