2017年03月13日(月)放送

これで解消! あなたの睡眠不足「睡眠時無呼吸」

睡眠時無呼吸とは

どうして呼吸が止まるのか

 正常な人では仰向けに寝ても、のどの奥は十分に空気の通り道が保たれています。一方、睡眠時無呼吸の人では、仰向けに寝ると、のどにある軟口蓋が下がり、気道の間が狭くなってしまいます。さらに舌の根もとも落ち込んでしまうようになり、ますます気道が狭くなってしまうのです。こうした無呼吸を、とくに閉塞性睡眠時無呼吸といいます。こうした閉塞性無呼吸は多くは「肥満」によって引き起こされます。のどのまわりなどに脂肪が蓄積し、仰向けに寝ることで、気道を圧迫するのです。

閉塞性睡眠時無呼吸のサイン

閉塞性睡眠時無呼吸のサイン

 閉塞性睡眠時無呼吸では気道が狭くなったところに空気がとおるためにいびきが起こります。狭くなれば狭くなるほど大きないびきになり、周囲から指摘されることが多くなります。ふたつめは「日中の強い眠気」です。睡眠が妨げられているときちんと睡眠をとっていても深い眠りが得られません。そのため日中に強い眠気を感じるようになります。

睡眠時無呼吸の検査

終夜睡眠ポリグラフ検査

 パルスオキシメーター検査では医療機関で貸し出される携帯型の機器で睡眠中の酸素飽和度と脈拍を測定して無呼吸低呼吸を推測します。検査で無呼吸や低呼吸が1時間あたり5回以上あるようなら、終夜睡眠ポリグラフ検査を行います。体中にセンサーを取り付けて、脳波や眼球運動、筋電図などから眠りの深さを、口と鼻の気流、胸・おなかの動き、いびきの音などから呼吸の状態を調べます。終夜ポリグラフ検査では無呼吸・低呼吸の総回数・AHI無呼吸・低呼吸指数)がわかり、そのAHIに合わせて、治療が選択されます。

持続陽圧呼吸療法(CPAP)とは

CPAP

 CPAPは、睡眠時に専用のマスクを鼻に装着して機械本体から圧力を加えた空気を気道に送り込みます。軟口蓋や舌を押し上げ、のどの奥を広げるため気道がふさがらなくなり無呼吸の解消が期待できます。月に1回受診して、使用状況や症状改善のチェックを受けます。

※2017年3月現在の情報です。

睡眠時無呼吸の詳しい内容については、きょうの健康テキスト3月号に掲載されています。
きょうの健康テキスト3月号