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2015年08月19日(水)放送

あなたの肝臓を守れ!~佐賀県公開収録スペシャル~「筋肉は“第二の肝臓”~運動のすすめ~」

肝臓と筋肉の関係

肝臓と筋肉の関係

 肝臓の働きは主に、「アルコールや薬などを分解して無毒にする」「栄養素を貯蔵し、必要に応じてエネルギーをつくり出す」「胆汁[たんじゅう]を分泌する」ことです。実は、全身の筋肉が、こうした肝臓の働きの一部を助けています。筋肉は、アルコールや薬を分解できませんが、アンモニアを無毒化する働きをしています。また、食べ物に含まれる糖質は、肝臓だけでなく筋肉にもグリコーゲンとして蓄えられ、エネルギーが必要なときは、肝臓だけでなく筋肉にあるグリコーゲンを分解してブドウ糖をつくりだし、エネルギー源としています。こうした働きがあるため、筋肉は“第二の肝臓”ともいわれています。
 ところが、脂肪肝のある人は、健康な人よりも運動不足の場合が多く、筋肉にも脂肪がたまっています。筋肉がこのような状態になると、アンモニアの無毒化やエネルギー代謝など、肝臓を助ける役割が低下してしまいます。したがって、肝臓病の予防や治療には、適度な運動を行い、筋力をつけておく必要があります。

肝臓病対策の運動

 肝臓病対策の運動は、筋力アップを目的とした筋力トレーニングと、心肺機能を高める有酸素運動を組み合わせて行うのが理想的です。強い運動を行うと、乳酸がたまって肝臓に負担をかけるので、強すぎる運動は避けます。一時的に行うのではなく、長い間継続していくことが大切です。
 筋力トレーニングには、大きな筋肉がある脚や腰を鍛えられる「スクワット」がお勧めです。足を肩幅くらいに開き、腕を胸の前で交差させ、背筋を伸ばしたまま、いすに腰掛けるようなイメージで、ゆっくりとひざを45度くらいまで曲げていきます。10~15回を1セットとして1日3セット行うのが目標です。体力に余裕がある人は、スクワットのほかに、0.5~1㎏程度のおもりを持って行う「ダンベル体操」も行って、上半身も鍛えましょう。
 有酸素運動では、普通のウォーキングより速度を上げて歩く「速歩」がお勧めです。「ややきついけれど、隣の人と会話ができるぐらい」の速度が理想です。また、その場で腕を大きく振りながら脚を上げる「その場歩き」なら、室内で行うことができます。猫背にならないよう目線は遠くを見ることがポイントです。どちらも1日15分以上を目標にしましょう。

運動の詳しいやり方については
きょうの健康テキスト 2015年8月号に掲載されています。

きょうの健康 テキスト

※2015年8月現在の情報です。