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2015年05月13日(水)放送

人間ドック 賢明活用術「血管の検査」

血管の検査で動脈硬化を調べる

血管の検査で動脈硬化を調べる

 人間ドックで行う血管の検査には、主に[けい]動脈超音波(エコー)検査血管年齢検査があります。調べるのは、動脈硬化の有無や、その程度です。動脈硬化とは、血管の軟らかさや弾力が失われて硬くなり、 血管の壁の内側にコレステロールなどがたまった状態です。進行すると、心臓、脳、腎臓などをはじめ、全身にさまざまな病気を引き起こします。
 「頚動脈超音波検査」は首筋に超音波を当てて頚動脈を画像化し、動脈硬化の有無やその程度を調べる検査です。結果から、全身の動脈硬化の進行を推定することができます。「血管年齢検査」は両腕、両脚の血圧と脈波を同時に測ることで血管の硬さを判定し、各年齢の平均値と比較して「推定血管年齢」を算出します。どちらも体への負担が少なく安全な検査です。

検査が勧められるのは...

検査が勧められるのは...

 血管の検査が勧められるのは、「家族が心筋梗塞や脳梗塞など動脈硬化性の病気を起こしたことがある」「喫煙、高血糖、高血圧、脂質異常症など、危険因子をもっている」「50歳代以上」といった人です。受ける頻度には明確な基準はありませんが、「頚動脈超音波検査で動脈硬化があることがわかっており、さらにほかの危険因子がある場合」には、1年に1回ぐらい受けることが勧められます。費用は施設によっても異なり、それぞれの検査が3000~5000円程度です。
 検査で動脈硬化があることがわかったら、医師と相談して危険因子への対処を行いましょう。まず食生活、運動、喫煙などの生活習慣を見直し改善します。動脈硬化は徐々に進行するため、現在何の症状もなくても、将来、心筋梗塞などの重大な疾患を起こさないとはいえません。検査でリスクを早めに知ることで、予防に結びつけることができます。

動脈硬化によって起きる病気について詳しくは、
きょうの健康テキスト 2015年5月号に詳しく掲載されています。

きょうの健康 テキスト

※2015年5月現在の情報です。