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2014年06月30日(月)放送

糖尿病 合併症を食い止める!「傷つく全身の血管」

糖尿病の合併症

糖尿病の合併症

 糖尿病は、慢性的に血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が高い状態が続く病気です。血液中にブドウ糖が異常に増えた状態が続くと、全身の血管が傷つけられ、その結果さまざまな合併症が起こってきます。主な合併症には、細い血管が障害されて起こる網膜症腎症神経障害があります。太い血管も障害されて動脈硬化が進むため、脳梗塞、心筋梗塞、閉そく性動脈硬化症なども起こりやすくなります。
 糖尿病で恐ろしいのはこうした合併症です。しかし、初期は自覚症状がほとんどないため、放置してしまう人が多く、糖尿病の人の約3割が十分な治療を受けていないといわれています。しかし、放置している間も糖尿病は進行していき、合併症の症状が現れるころにはかなり悪化しています。

合併症を食い止めるには

合併症を食い止めるには

 細い血管の合併症は、多くの場合、糖尿病と診断されてから5年から15年で現れます。神経障害、網膜症、腎症の順番で起こることが多いといわれていますが、かなり個人差があります。一方、動脈硬化は、糖尿病予備群の段階からすでに始まっています。糖尿病と診断されていなくても、血糖値が正常より高いと、動脈硬化が進行します。特に、食事をしたあとの血糖値が急激に上がる食後高血糖で動脈硬化が進みやすいことが確認されています。
 糖尿病は、肥満や運動不足と深く関わっています。糖尿病の治療の基本は食事の改善と適度な運動です。合併症を防ぐためには血糖値を十分下げることが大切です。

糖尿病の治療薬については、
きょうの健康テキスト 7月号に詳しく掲載されています。

きょうの健康 テキスト

※2014年6月現在の情報です。