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2013年01月23日(水)放送

気になる頭痛 解消法「緊張型頭痛・薬の使い過ぎ」

緊張型頭痛とは

慢性頭痛には、片頭痛のほかに緊張型頭痛があります。年代を問わず起こり、頭全体が締め付けられるように痛むのが特徴です。一般に、痛みの程度はそれほど強くなく、寝込むほどではありませんが、仕事が終わるころに痛むことがよくあります。緊張型頭痛は、後頚(けい)筋、側頭筋、僧帽筋などの筋肉がこったり張ったりし、神経が痛みの信号を発して起こると考えられています。車の運転やパソコン作業など同じ姿勢を長時間続けることのほか、精神的なストレス、不安やうつが原因で起きることもあります。

対処法と予防

緊張型頭痛が起こったら、リラックスすることが大切です。筋肉のこりや張りが原因の場合は、ストレッチをしたり、作業の合間に休憩をとり体を軽く動かすことなどが勧められます。夜はぬるめのお風呂にゆっくり入って体を温めましょう。こうした対処法の効果がなければ、非ステロイド性消炎鎮痛薬や筋弛緩薬などを使って痛みをとる薬物療法もあります。ストレスが強い人や脳が痛みを感じやすい人の場合は、抗うつ薬の効果が期待できるとされています。
緊張型頭痛を予防するには、水泳やウオーキングなど定期的に運動することが効果的です。なかなかまとまった時間がとれないという人は、どこでも気軽にできる頭痛体操がお勧めです。思い立ったときに1日何回でも行いましょう。

● 頭痛体操をやってみよう
注意!
何らかの病気で医師にかかっている人は、事前に医師に相談してから行う。
片頭痛の場合は、頭痛が起きているときには行わない。


【腕を振る体操】 ☆左右交互に2分間以上
1 足を肩幅に広げて、ひじを軽く曲げる。
2 頭を動かさないようにして、腕に力を入れずに両腕を肩ごと左右に振る。

【肩を回す体操】 ☆10~20回交互に繰り返す
1 足を肩幅に広げて、ひじを軽く曲げる。
2 腕に力を入れず、両肩を前後にぐるっと回す。後ろから前へ回すときはリュックサックを背負うイメージで、前から後ろへ回すときはコートを脱ぐイメージで行うとよい。

薬物乱用頭痛に注意!

片頭痛や緊張型頭痛などをもつ人が、薬を頻繁に使うようになると、脳の感受性が増し、少しの刺激でも頭痛が起こりやすくなります。そうすると、その痛みのためにまた薬を使うという悪循環に陥ってしまいます。「1か月に15日以上」頭痛が起き、「1週間に2~3日以上」というように頻繁に薬を使い、頭痛が悪化したり、新たな頭痛が起きたりする場合に、薬物乱用頭痛と診断されます。
対処法として最も大切なのは、原因となった薬を中止して、薬の連鎖を断ち切ることです。
薬物乱用頭痛を起こさないためには、薬を使う日数を増やさないことや、効果がみられないのに薬を使わないことが大切です。頭痛で困っている人は我慢しないで、ぜひ専門医を受診してください。