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2013年01月22日(火)放送

気になる頭痛 解消法「片頭痛」

片頭痛の特徴

片頭痛は慢性頭痛の1つです。頭の片側だけが痛む場合もありますが、頭全体が痛む人も少なくありません。心臓の拍動に合わせたようにズキンズキンと痛むのが特徴で、動くと痛みが増すので寝込む人も多く見られます。吐き気や肩・首すじの痛みなどを伴うこともあります。頻度は1か月に2~5回程度で、女性に多く、男女とも20~40歳代の働き盛りに多い傾向があり、患者さんの7割以上の人が日常生活に何らかの支障があることが分かっています。
誘因としては、睡眠不足や睡眠過多、ストレスから解放されたとき、音や光などの強い刺激、特定の食品、女性の場合は月経などがあげられます。

発作の経過と薬物療法

片頭痛には、予兆期前兆期頭痛期回復期の大きく4つの経過があるとされます。予兆期には空腹感、あくび、光や音に対しての過敏、イライラなどの症状が見られます。前兆期には、目の前に閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれる「光るギザギザが見える」ことがあります。この光が見えるのは患者さんの1~2割程度で、中には閃輝暗点が見えても頭痛が起こらない人もいます。その後、頭痛期が始まり、吐き気がしたり、光・音・においにさらに敏感になり、吐いてから眠ると翌朝は少し楽になるなどの回復期を経て、正常に戻ります。
片頭痛の発作には、トリプタンという処方薬を使います。錠剤、点鼻薬、自己注射薬などのタイプがあり、頭痛発作中に受診した場合には注射薬が使われることもあります。一般には、痛みが強まる頭痛期の始めに使うのが効果的です。また、カルシウム拮抗(きっこう)薬、抗てんかん薬、β遮断薬、抗うつ薬などを予防薬として使う方法もあります。

生活の工夫

片頭痛は、強い光や騒音などの刺激があるとさらに痛みが増したり、体を動かすと痛みが強くなったりすることがあります。片頭痛が起こったら、暗くて静かな場所で横になり、痛い場所を冷やすと痛みが軽くなることがあります。
ふだんから、寝不足・寝すぎ、極端な空腹、まぶしい光、大きな音、寒暖の差など片頭痛の誘因を避けることが発作の予防になります。頭痛ダイアリーなどの記録から自分の誘因を知って、生活の中から取り除くことが勧められます。