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2012年07月31日(火)放送

今度こそ痛み解消!ひざ徹底治療「びっくり! 運動の効果」

運動療法の効果

ひざの痛みの治療の柱は、運動療法、減量、薬物療法、手術です。なかでも運動療法の効果は大きく、ひざの痛みを和らげる治療の基本となります。
運動療法には「筋力の強化」「肥満の予防・改善」「鎮痛効果」の3つの働きがあります。ひざの周りの筋力を強化することでひざ関節が安定すると、ひざにかかる負担が減り痛みが和らぎます。また、運動を行うと脳からエンドルフィンやエンケファリンといった痛みを抑える効果がある神経伝達物質が分泌されたり、交感神経が優位になることで痛みを和らげる物質が分泌されたりするため、鎮痛効果があります。さらに、運動を継続して行うと、痛みに関わる神経の回路がよい方向に変化し、鎮痛効果が長続きするようになります。

痛みを改善する運動をやってみよう

今回紹介するのは最も基本的な運動療法で、鍛えるのは太ももの前側にある大腿四頭筋という筋肉です。一般的に、急性の痛みがあるときの運動は避けたほうがよいのですが、これらの運動療法は、種類によっては急性の痛みがあるときにも行えます。大切なのは長く続けることです。ふだんの生活に運動する習慣を組み込んで、1種類でかまわないので朝晩20回ずつ毎日続けましょう。
注意
・ 運動を行って痛みが悪化した場合は中止し、直ちに医師に相談してください
・ 血圧の高い人は、医師に相談してから始めましょう
・ いすをは安定しているものを使用し、平坦で滑らない場所に置いて行います

●あおむけで行う運動 (※痛みの程度にかかわらず行ってよい)

  1. あおむけになり、左ひざをまっすぐに伸ばし、右ひざは軽く曲げる。
  2. 左脚を床から10~20㎝ほど上げ、5秒保つ。
  3. ゆっくりとおろして3秒ほど休み、再び挙げる。
  4. 20回繰り返し、右脚も同様に行う。
  5. つま先はしっかりと上にそらすことと、脚を上げすぎないことがポイントです。
●座って行う運動

  1. いすに腰掛け、両手で座面の横をつかむ。
  2. 左脚をできるだけまっすぐに伸ばし、5秒保ったらゆっくりと元に戻す。
  3. 20回繰り返し、右脚も同様に行う。
●立って行う運動 (※ひざに負担を感じる場合は無理に行わない)

  1. 右手でいすの背などを持つ。
  2. 左脚を前に出し、足裏は床につけたままひざを軽く曲げたあと、ひざのお皿を引き上げるように力を入れてひざを伸ばす。
  3. 5秒保ってから、左ひざを曲げた元の状態にゆっくり戻す。
  4. 20回繰り返し、反対側も同様に行う。