ホーム > きょうの健康 > 過去のテーマ 一覧 > 手指のトラブル「指の関節が痛い!? 変形性関節症」

きょうの健康

【Eテレ月曜日~木曜日20時30分~20時45分/再放送(翌週)13時35分~13時50分】

メールで知らせる

クリックするとNHKサイトを離れます

過去のテーマ内容を印刷

2012年01月16日(月)放送

手指のトラブル「指の関節が痛い!? 変形性関節症」

指の変形性関節症

手指の変形性関節症では、指関節の骨を覆う軟骨がすり減って、指に痛みや変形が現れます。指先から数えて1番目の関節に軟骨のすり減りが生じるものをヘバーデン結節、2番目の関節に生じるものをブシャール結節、親指の指先から数えて3番目の関節(CM関節)に起こるものを母指CM関節症といいます。
手指の病気はいずれも女性に多い病気です。進行することが多いので、症状が軽いうちに受診して対処することが大切です。

指の変形性関節症の症状


ヘバーデン結節とブシャール結節の病態はほとんど同じです。初期には、物をつかんだりするときに痛みが現れ、進行すると指を動かさなくても痛みが出るようになります。また、軟骨のすり減りが進むと、関節の周囲に骨棘(こつきょく)ができ、関節が太く見えるようになります。指をまっすぐ伸ばせなくなったり、粘液がたまる場合もあります。診断にはエックス線検査が必要で、関節リウマチとの鑑別のために血液検査などが行われることもあります。
母指CM関節症は、40歳代以降の女性に多い病気で、親指の指先から数えて3番目の関節に痛みが現れ、タオルを絞ったり、ドアノブをまわしたりするのがつらくなります。関節が外れかかった状態(亜脱臼・あだっきゅう)を招きやすく、こうなると、絞る・つまむ・回すなどの動作が困難になります。

対処法


テーピング

ヘバーデン結節は、患部の安静と固定が基本で、テーピングで動きを制限します。ブシャール結節の場合は、第二関節が固まってしまうと不便になるため、入浴中などに手を握ったり開いたりする動きを無理のない範囲で行います。どちらの場合も手指を温め、血行をよくすることが大切です。痛みが強いときは、非ステロイド性消炎鎮痛薬で対処することもあります。


対立装具

母指CM関節症は、対立装具(医療機関で処方される)を使って、原則として1日24時間、親指を少し広げた状態に固定します。こうした対処法を継続することで次第に関節が安定し、痛みが治まってきます。ただし、装具で固定しても年単位で痛みが続く場合は、手術が検討されることがあります。