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2011年06月09日(木)放送

症状別 首・肩の痛み対処法「知っていますか? ペインクリニック」

肩こりに悩んでいたら...


首や肩に慢性的なこりがあり、医療機関で治療を受けても思うような効果が得られず痛みがとれない場合には、ペインクリニックの受診が勧められます。ペインクリニックでは、首や肩の痛みのほか、腰痛、頭痛、腹痛、がんの痛みなどを取り除く治療を行い、主に麻酔科医が担当しています。
けがなどの急性の痛みの場合、知覚神経痛みの信号を感知し、脊髄を通って脳に伝達されることで痛みを感じます。こうした急性の痛みをくり返してストレスや不安を感じるようになると、だんだん脳が痛みに敏感になります。肩こりの場合も、くり返すことで脳が痛みに敏感になり、やがてはストレスなどがあるだけで痛みを感じるようになります。ペインクリニックでは、こうした痛みの信号の流れを断ち切ることなどによって、慢性的な肩こりを解消します。

トリガーポイント治療


肩こりや腰痛などには痛みを誘発する場所があり、その場所はトリガーポイントと呼ばれます。慢性化した肩こりでは、トリガーポイント治療が有効です。トリガーポイントの位置は人それぞれですが、肩こりの場合は主に「手首」「肘」「腕」「肩」「首の付け根」にあります。眼精疲労が肩こりの原因の場合には、「こめかみ」がトリガーポイントになることもあります。
治療では、トリガーポイントに局所麻酔薬を注射して、痛みの信号を止めます。注射は週に1~2回行い、それを数週間ほど継続します。

筋肉の緊張やストレスを軽減する


慢性化した肩こりの改善には、トリガーポイント治療と並行して、薬物療法が行われます。肩こりの大きな要因となっているストレスの軽減などが目的で、筋肉の緊張を緩める「筋弛緩(しかん)薬」と、体を温めたり血行を良くする「漢方薬」の2つがよく用いられます。漢方薬による治療を希望する場合は、まず担当医に相談するとよいでしょう。
また、薬物療法と併せて、体操などを行う運動療法や、痛みに対する考え方を変えることでストレスを軽減させる認知行動療法、肩こりの要因を取り除くための生活指導が行われることもあります。