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2011年05月19日(木)放送

運動で健康 「認知症に負けない!ココロからダンス②」

笑顔をつくる「ココロからダンス」

認知症は、脳に何らかの障害で脳の働きが低下する病気で、「年相応ではないもの忘れ」、段取りよく物事を行えないなどの「もの忘れ以外の認知機能障害(判断したりする機能)」などで、生活に支障が出てくる状態をいいます。しかし、失われた機能ばかりに目を向けるのではなく、保たれた機能を維持することが大切になります。体を動かすことで、体の機能低下を和らげる効果と、脳の働きを保つ効果が期待できます。
体を動かさないと体の機能が落ちて、寝たきりに繋がってしまいます。また、認知症の方の多くは、認知症の症状に対する不安やイライラがもとで起こる、「妄想」「うつ」「暴言」「徘徊」「意欲低下」などの、行動や心理的な症状のBPSDという症状が出る場合があります。しかし、感情を司る部分の機能は衰えにくいといわれており、ダンスや歌、会話などで楽しんで何かを行うと、行ったことは忘れても、「楽しい」「うれしい」などの気持ちは残り、安心に感じて笑顔が出てくることが期待できます。

ココロからダンスはユニークなポーズをとったり、顔・腕・脚を触ったり、メロディーに合わせて声を出すなど、楽しい動きと笑顔で「心も体も気持ちよくなるダンス」です。座っていてもでき、難しい動きはほとんどないので、年齢を問わず、みんなで楽しんで体を動かせることが最大の特徴です。ココロからダンスは楽しみながら保たれた機能を維持する効果とともに、BPSDを抑える効果が期待できます。

「ココロからダンス」をやってみよう

【始める前に】
・しっかりしたいすを平坦で安全な場所に置きます。車いすの場合は動かないように車輪を固定してください。
・持病のある人や体調のすぐれない人は、医師の管理のもとで行いましょう。

■ぞうさんのダンス
ぞうさんの歌に合わせて 顔・首・腕をゆっくりほぐす。
  1. 両手でほっぺたを上下に動かしたり、左右に引っ張ったり縮めたりする。

  2. 頭を左右上下にゆっくり動かして、首を伸ばす。

  3. 片方の腕を伸ばし、その腕の上側と下側をもう片方の手でもみほぐす。

■ふるさとのダンス
ふるさとの歌に合わせて 指・太もも・手を細かく動かす。

  1. 片方の手の親指からゆっくりと1本ずつ指を曲げていく。小指まで曲げたら、次は小指からゆっくりと1本ずつ指を上げていく。指が曲げにくい場合は、リズムに合わせて動かすと曲げやすくなります。

  2. 左手は左の太ももを、右手は右の太ももをトントンと叩く。その後、両手で片方の太ももをトトトトトトと細かく叩く。

■ベートーベン「運命」のダンス
「ジャジャジャジャ~ン」の音に合わせて、自由に体を動かしながら、パ・タ・カ・ラという発音で大きな声を出します。パ・タ・カ・ラの発音は、 嚥下(えんげ)障害という物が飲みにくい症状の改善に効果的な発音です。

■「G線上のアリア」のダンス
(4月21日(木)「ココロからダンス1」参照>>