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2011年04月27日(水)放送

あなたも予備群!? 痛風・高尿酸血症「発作時の薬と 尿酸を下げる薬」

薬物療法


痛風の薬物治療

何回か痛風発作を起こしたことがあれば、生活習慣の改善と併せて薬物療法を行っていきます。痛風発作を起こしたことがない場合でも、尿酸値の程度や合併症の有無によっては薬物療法を行います。
薬物療法の目的は、1つは「痛風発作による痛みを抑えること」で、もうひとつは「痛風発作が起きないように尿酸値を下げること」です。治療にあたっては、症状に合わせた薬を使っていきます。

発作時に使う薬


発作の薬

主に「コルヒチン」と「非ステロイド抗炎症薬」の2種類が使われます。
コルヒチンは、痛風発作が起こりそうなときに予防薬として使います。痛みをとる効果はないので、痛風発作が起こってしまった場合は使いません。大量に服用すると下痢を起こすことがあります。非ステロイド抗炎症薬は、腫れや痛みを取り除く効果があり、内服薬のほかに座薬を使うこともあります。痛風発作が起こったときになるべく早く使い、痛みが治まれば使用を中止します。

尿酸値を下げる薬


尿酸値を下げる薬

痛風発作を起こさないよう尿酸値を下げるために使われるのが「尿酸降下薬」です。尿酸ができるのを防ぐ薬と尿酸の排出を促す薬があり、尿酸の増え方によって使い分けます。治療は尿酸値6mg/dlを目標に取り組みますが、痛風発作の最中に使うと痛みが悪化することがあるので、発作時の使用は避けます。
尿酸ができるのを防ぐ薬には、「アロプリノール」があります。副作用として肝機能障害や湿疹などが起こることがあります。尿酸の排出を促す薬には、「ベンズブロマロン」や「プロベネシド」などがあります。尿中の尿酸の量が増えて尿路結石ができやすくなるため、尿をアルカリ化する薬を併用します。
尿酸値を下げる薬をのみ忘れると、尿酸値が変動して痛風発作のリスクが上がるので、医師の指示に従って毎日きちんと服用することが大切です。のみ忘れたからとまとめて服用したり、症状がないからといって自己判断で中止してはいけません。また、合併症の薬の中には尿酸値を上げやすいものもあるので、すでに使っている薬がある場合には必ず担当医に伝えてください。