2017年03月11日(土)放送

腎臓を守る

慢性腎臓病とは?

スタジオの様子

「慢性腎臓病」とは、糖尿病性腎症、腎硬化症、慢性糸球体腎炎などで、腎臓の働きが少しずつ低下していく病気の総称です。腎臓の働きが低下すると、老廃物を取り除く働きが低下して、取り除かれなくなった老廃物が体内にたまってしまいます。
進行すると、だるさ、食欲不振、頭痛、吐き気、むくみ、動悸、息切れ、高血圧、貧血などの自覚症状が現れますが、かなり悪化するまで自覚症状が現れないのが特徴です。
腎機能は一定程度悪くなると元に戻せません。早期発見と、さらなる悪化を食い止めることが重要です。

早期発見のチョイス

■ 尿検査で「尿たんぱく」を調べる
血液にはたんぱくが含まれていますが、腎臓の働きが正常ならほとんど出てきません。腎臓の糸球体に障害があると尿たんぱくが出ます。ただし、激しい運動や発熱の影響で一時的に尿たんぱくが出ることもあります。
■ 血液検査で「クレアチニン」を調べる
クレアチニンは老廃物の一種で、腎臓の働きが低下すると排出される量が減り、血液の中にとどまる量が増えます。つまり、クレアチン値が高いと腎臓の機能が低下している可能性があります。クレアチニン値に年齢と性別を考慮して腎臓の機能を評価するのがeGFRという値です。

悪化防止・予防のチョイス

慢性腎臓病を引き起こす大きな要因のひとつが、高血圧です。腎臓が悪くなると血圧が高くなり、その結果さらに腎臓が悪くなるという悪循環が起きます。高血圧対策としての「減塩」は、腎臓病の悪化防止にもつながります。
また、糖尿病も慢性腎臓病の大きな原因です。糖尿病のある方はその改善が悪化防止につながります。