2016年05月21日(土)放送

あなどれない 足の静脈りゅう

静脈りゅうのタイプ

足の静脈りゅうのタイプ

足の静脈りゅうは、皮膚に近いところを流れる「表在[ひょうざい]静脈」に血液が溜まって浮き上がる病気です。どこの静脈が浮き上がっているかでいくつかのタイプがあります。静脈りゅうがたくさんできていても無症状の人や、全く目立たないのに症状が強い人もいます。

① 伏在型(ふくざいがた)
膝から下の部分の皮膚の表面に近い静脈が浮き上がり、ボコボコと「こぶ」のようなものができる典型的なタイプ。
「足がだるい・痛い・重い」、特に朝より夕方に強い「足のむくみ」「足がつる」「かゆい」「湿疹」などの症状があります。
② 網目状・くもの巣状
うっ血は強くなく、足の表面に青色や赤色をした、細かな静脈が網目のように不規則に散在するタイプ。

治療のチョイス

治療のチョイス

治療のタイミングは「自分が生活上不便を感じ始めたら」。そのままにしておいても命に関わることはないので、慌てることはありません。

① 伏在型[ふくざいがた]
「血管内治療(レーザー・高周波)」
静脈に開けた小さな穴から、レーザーファイバーを入れて、レーザーファイバーを引き抜きながら、膨らんだ血管を焼いて閉じます。閉じた血管はやがて消滅します。医療保険適用で手術時間は30分~1時間。日帰り手術も可能です。
② 網目状・くもの巣状 →「硬化療法」
泡状にした硬化剤を静脈に注射した後、皮膚の上から圧迫し(弾性ストッキング・弾性包帯)、血管の内側どうしを接着させて患部の静脈を閉じます。
③ 軽症・手術後の再発予防 →「弾性ストッキング」
足を圧迫するための医療用ストッキングで、圧迫は足首が一番強く、段階的に上に行くほど、弱くなり、下から上に血液を戻しやすくするものです。静脈瘤による足のうっ血がとれるので、症状が軽減して快適に過ごすことができるようになります。起きている日中に履き続けます。

弾性ストッキングは、症状を軽減することができますが、履いていると静脈瘤が治るというわけではありません。

体操

体操は主に心臓への血液の戻りを改善します。
いつ行ってもよいですが、症状が出てくる午後から夜に行うのが効果的です。

①「つま先立ち体操
立っているときできる体操です。転倒にはご注意下さい
  • 足を肩幅に開き、背筋を伸ばして立つ。
  • 両手で椅子や手すりなど安定したものをつかむ。
  • ゆっくりと両足のかかとを持ち上げてつま先立ちし、ゆっくりと戻る。

続けて10回行います。立ち仕事の方は1時間に1回行うのがオススメです。

ゴキブリ体操

②「ゴキブリ体操」横になって行います
  • 仰向けになって足は肩幅に開き両手は
    体の横へ置く。
  • 両手両足を天井に向けてあげる。
  • 手と足の力を抜く。
  • リラックスした状態で手足を
    ブルブル小刻みにゆする。

10回を3セット行います。