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2014年03月01日(土)放送

見逃すな!首のトラブル

首のトラブル①

首のトラブル①

首は痛まないが、首以外の場所に症状が出るのが首のトラブルの特徴です。
首は7つの骨が重なっています。骨の中を「脊髄」という脳から伸びる神経が通っています。また骨の間から手や背中に伸びる神経が通っています。
骨と骨に神経が圧迫されてしまうのが「頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)」です。手や腕、背中、肩に違和感やしびれ、痛みを感じます。
これらは首の骨の間にある「椎間板」が年齢と共に縮んで骨の間が狭くなる。骨がぶつかって「とげ」のような物ができて神経に触れたり圧迫するためです。

チョイス① 首に負担をかけない

チョイス① 首に負担をかけない

頚椎症性神経根症の場合、症状や痛みの程度によりますが、まずは手術などを行わない保存療法が行われます。

①生活指導
首のトラブルでは首を上に向けると首の骨の間が狭くなり、神経の圧迫が強くなることがあるため、首を上に向くことが長時間続く、肩よりも首が前に出る、重たいカバンを片方だけでかけている。このような姿勢は首に負担をかけるため避けましょう。
重たい物を長時間持つ場合は、背中にフィットするリュックやキャリーバッグを使うと良い。

②薬物療法
痛み止めなどで痛みを取ります。

③けん引療法
首をひっぱり上げて狭くなっている骨の間を広げます。また固まった筋肉をほぐして血流を良くすことで痛みを和らげます。

④温熱療法
患部を温めて血流を良くして痛みを和らげます。

簡単チェック法

簡単チェック法

神経の圧迫が起きているかを調べるチェック。
①手を伸ばした状態でグーパーを10秒間繰り返します。
②10回できない場合は神経の圧迫が起きている可能性があります。整形外科などを受診しましょう。
③20回以上できれば、神経の圧迫はないと思われます。
④チェックは左右で行います。

★見落としがちなポイント
 普段やらない姿勢や行動の後に手にしびれなどが起きたら首のトラブルを疑いましょう。

首のトラブル②

首の骨で「脊髄」が圧迫された場合は「頚椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)」です。脊髄が圧迫されるため、歩きづらくなる「歩行障害」、頻尿や尿意を感じない「排せつ障害」が起こる場合があります。

チョイス② 早めの手術

チョイス② 早めの手術

「頚椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)」の場合は、脊髄の通り道を広げる手術早く行うことが大切です。脊髄は傷ついた場合、治すことができず後遺症を残る可能性があるためです。高齢でも手術で「脊髄」の圧迫を取り除くと、症状が改善する場合があります。

手術費用は保険適用、高額療養費制度により、自己負担額は10万円から15万円です。
(他に入院、検査費用がかかります)