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2013年06月15日(土)放送

認知症とわかったら

スタジオでお答えいただいた専門家

片山 禎夫岡山県
認知症疾患医療センター
片山 禎夫
(かたやま・さだお)

高島 久美子若狭町福祉課
高島 久美子
(たかしま・くみこ)

認知症

誰もが加齢に伴って徐々に認知機能(記憶したり、物事を判断する能力)が低下していきます。
ところが、年相応よりも早いスピードで認知機能が低下し日常生活に支障が生じるのが認知症です。

認知症を早期発見

認知症を早期発見

認知症になったとき、まず大切なのは早期に発見し、症状が軽いうちに進行を遅らせることです。
しかし、認知症の早期発見は難しいのが現状です。その理由は主に2つ。

  • 本人、家族の問題ですぐに受診に踏み切れない
    「年齢のせい」と受診を先送りしてしまうことが多いのです。
  • 医療機関を受診しても見落されてしまう
    アルツハイマー病などでは脳の萎縮が見られますが、早期の場合では萎縮がなく「異常なし」と診断されてしまうことがあります。認知症の早期であればあるほど、専門的な検査が必要です。
    「神経内科」「精神科」「脳神経外科」。最近は「もの忘れ外来」で検査を受けることができます。

認知機能を維持するには

認知機能を維持するには

認知症と診断されても、できるだけ認知機能を維持することでその人が望む生活を続けることができます。1つは、病気の進行を遅らせる薬を服用です。
もう一つは、できるだけ「自立した生活」を送ることです。周囲がなんでも手助けしてしまうと、本人が脳の機能を使わなくなってしまい病気が進行してしまうので注意しましょう。
例えば、認知症になると「日付が分からなくなる」ことがあります。この場合、「日めくりカレンダー」や「携帯電話の待受画面」をみることで日付が簡単にわかります。ちょっとした工夫で、自立した生活ができるようにサポートしましょう。

認知症を公表する

認知症を公表する

認知症とわかったとき、「病気のことを周囲に隠すか?隠さないか?」は難しい選択です。「病気を隠す」最大のデメリットは、社会との接触が薄れて本人が孤立する可能性が高いことです。孤立すると、脳への刺激が乏しくなり、症状が進行しやすいのです。
「病気を隠さない」ことは、本人と家族がそれまで通り社会と接点をもって生活することにつながります。但し、もしも周囲の理解が得られなければ、結果的に孤立を招くことにも繋がります。
「病気を隠さない」選択が良い結果をもたらすかどうかは周囲の人たちの理解にかかっています。