【動画でわかる認知症】認知症予防運動プログラムとは

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動画でわかる認知症健康体操運動の健康効果認知症

※この映像はNHK認知症キャンペーンの一環として2015年から2016年に放送された番組です。

マスター:いらっしゃいませ。認知症カフェ『どーも』です。佐藤さん、お待ちどうさまでした。

佐藤:ああ、すみません。ありがとうございます。いい香り。

マスター:佐藤さんね、運動が認知症を予防するって知ってました?

佐藤:そうみたいなんですよ。僕もね、運動について勉強してるんですけど。実はね、もっと詳しい人とね、ここで待ち合わせしてるんですよ。あっ、来た!島田さんこっち!

島田:こんにちは。

マスター:こんにちは。

佐藤:こちらの方が認知症予防のための運動について研究している島田さんです。

マスター:よろしくお願いします。

島田:よろしくお願いします。

マスター:運動が認知症を予防するってこれどういうことですか?

島田:認知症の大半はですね、アルツハイマー型認知症と言いまして、脳がどんどんどんどんと痩せていく、そういった病なんですね。運動しますと脳の痩せを防いだり、あるいは場合によって大きくする。そんな効果があることが分かってきました。それを効果的にするプログラムを作りました。

認知症予防運動

マスター:コーヒー持たせてすみませんが、そのプログラムを教えていただけますか?

島田:是非やってみましょう。

国立長寿医療研究センターが開発した認知症予防運動プログラムを1年間行った人たちは、記憶力を向上できました。

認知症予防運動

島田:今日は家の中でもできる運動をご紹介します。足を前にステップいたします。で戻します。これで1、2ですね。左足3、4。右足今度は横に出します。5、6、7、8となります。この時ですね、足を前に立った時に、少し踏み込んでいただくといい運動になりますので、是非試してみてください。どうぞ。

認知症予防運動

佐藤、マスター:せーの。1、2、3、4、5、6、7、8..

マスター:結構、筋肉が震える感じがしますね。

佐藤:踏み込み方ひとつでずいぶん違いますね。

島田:あまりきつすぎるようでしたら、 少し踏み込みを浅くしていただいても構いません。

マスター:なるほどね。

島田:そして大事なのはここからです。

運動をしながら、脳を使う。2つのことを同時に行います。

島田:運動をしながら、2人でしりとりを行ってみてください。

佐藤:しりとり!?

マスター:えっ!?

佐藤:「しりとり」

認知症予防運動

マスター:いきなり「り」..「りんご」

佐藤:「ごま豆腐」

マスター:「ふ」? 

島田:答えが出なくても、考えている時も、足の運動は続けて行なってください。

佐藤:なるほど。えっと...「こま」

マスター:「ま」...「マリンスポーツ」

佐藤:「つる」

マスター:「る」!?ラ行やめてほしいな...

島田:はい。ありがとうございます。このくらいやると大分いい運動になったと思います。

マスター:なんですかね..言葉が出ないと足も出ないんですよ。

佐藤:なんか止まる雰囲気が一瞬ありますね。

島田:運動量の目安なんですけれども、これ30分ぐらい行っていただいて、週3回以上行っていただくことをおすすめします。

マスター:佐藤さん、結構30分ったら、いまやった感じでいうと...

佐藤:まだ2、3分くらいしかやってないですよね。

マスター:汗びっしょりで...

島田:10分間でも構いませんので、それを区切って3回に分けて

佐藤:トータルで30分?

島田:そのようにお願いいたします。

佐藤:よかったぁ。

運動はウォーキングといった有酸素運動であれば構いません。少し息が上がり、心拍数をしっかりと上げることが重要です。認知症予防運動プログラムのいくつかの方法を紹介しています。

認知症予防運動

島田:この予防の取り組みは、できるだけ早くから行っていただくのが非常に重要ですね。このような運動していただくと記憶力が良くなって参りますので、認知症予防につながるということなんですね。

佐藤:先生せっかくですから、3人でやりましょうよ。

島田:ぜひ。「からす」

佐藤:また「す」!?えーと...「するめ」

マスター:「め」...あっ違う!あれちょっと待って!

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