不整脈・心室細動の治療 植え込み型除細動器ICDとは

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心室細動の治療

心室細動の治療

心室細動の治療は、植え込み型除細動器「ICD」を用いて行われます。ICDとは、拍動を監視し、心室頻拍や心室細動が起こると自動的に電気ショックを与えて拍動を正常に戻す医療機器です。
ICD治療前には、心電図検査などで原因を分析します。そのうえで心室細動を起こした人や、起こしやすいと考えられた人にICDによる治療を行います。

ICDの手術は、右の鎖骨の下を切開し、ICDの本体を植え込み、リードを右心房と右心室に固定します。手術は局所麻酔で行われ、2時間程度です。作動の確認も含めて1週間程度入院します。
手術後は数か月に一度、電池残量のチェックなどの定期検査を行います。発作がなければ電池は6年程度もちますが、たびたび頻脈を起こしている人は、電池の消耗が激しく、短期間で電池が切れてしまいます。切れたときは電池交換の手術を行います。
また、遠隔モニタリング機能が備わったICDもあります。ICDに記録されたデータが自動で医療機関へ送信されるため、医療機関を受診しなくても医師がICDの作動をチェックすることができ、安全性がより高くなりました。