ウォーキングなど日常的な活動がCOPDの人の寿命を延ばす

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日常的に体を動かしている人ほど長生き

日常的に体を動かしている人ほど長生き

COPDの治療では、息切れなどの症状を軽減させることや、肺がんや心筋梗塞など命に関わるような合併症を防ぐことが大きな目的となります。そのためには、まず禁煙、加えて有効なのが、薬、呼吸を楽にするための呼吸法などです。最近では、日常的に体を動かすことも有効であると考えられています。運動能力を維持、あるいは向上させることによって、体を楽に動かせるようにし、その結果息切れを軽減させることができます。

また、体力を維持することによって、さまざまな合併症を防ぐことにつながります。実際に、COPDの患者さん170人を対象にして身体活動量を4年間以上観察し、生存率との関係を調べた研究があります。この研究によると、日常生活で立ったり歩いたりすることが多く、運動習慣もある身体活動レベルの高い人たちの4年間での生存率は100%でした。一方、座っていることがほとんどであまり動かない、身体活動レベルが低い人たちの生存率は70%を下回っていました。この研究結果から、日常生活のなかで積極的に体を動かすことが、COPDの進行を防ぐために重要であると考えられます。

医師に処方された気管支拡張薬などで息切れを十分に抑えながら、毎日の生活のなかで家事や仕事、趣味、習い事、友達づきあいなどを通して、無理なく活動量を増やしていきましょう。

ウォーキングのコツ

【歩数記録の例】

歩数記録の例

歩数記録の例

手軽に活動量を増やすことができ、COPDの進行を防ぐのに効果的なのがウォーキングです。歩くことによって、全身の筋力を維持し、体力低下を防ぐことができます。また、COPDに合併して起こりやすい骨粗しょう症などを予防することにつながります。

ウォーキングの効果を高めるためには、歩数計を朝起きてから夜寝るまで装着し、1日の歩数をノートに記録するとよいでしょう。記録することで、習慣化しやすくなります。ただし、がんばりすぎたり、目標を高く設定したりすると長続きしないため、無理をしないことが大切です。

そのためにはコツがあります。まず歩数記録を始めてから数週間は、歩くことを意識せず、ふだんどおりに日常生活を過ごします。そして、1日あたりの平均歩数を計算し、その歩数を1日の目安とするようにしましょう。体調不良などにより歩数が少なかった日は、その理由をメモしておくようにします。無理のない歩数を目標とすることで、日常的な活動量を自然に保っていくことができます。

「COPDの薬物療法」についてはこちら

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2018年12月号に詳しく掲載されています。

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