脈拍が遅くなる徐脈の治療「ペースメーカー」の注意点

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徐脈の治療法「ペースメーカー」

徐脈の治療法「ペースメーカー」

脈が遅くなる徐脈は、ただちに命に関わることは少ないのですが、次のようなケースには注意が必要です。
徐脈が原因で失神を起こす場合や、息切れやだるさなどの症状がつらく日常生活に支障をきたしている場合、また1分間の脈拍数が40以下で心不全の疑いがあるような場合には、ペースメーカーを埋め込む手術を検討します。

ペースメーカー本体は小さな金属製で、電気回路と電池が内蔵されています。重さは20g前後です。心臓の動きを継続的にモニターし、遅い脈拍を検出したら、ごく弱い電気刺激を送って正常な脈拍に戻します。
ペースメーカーの手術では、通常、利き腕の反対側の鎖骨の下を4~5cm切開し、皮膚と筋肉の間に本体を埋め込みます。本体のほか、リードと呼ばれる電線を血管に通して右心室と右心房に送り込みます。
術後は定期的な点検が必要なので、半年に1回程度、医療機関を受診します。また、電池が消耗するので、7~8年後に再手術を受けて本体を交換します。

ペースメーカーの注意点

ペースメーカーの注意点

ペースメーカーは電磁波の影響によって誤作動する場合があり、日常生活を送る上で次のような注意点があります。

[携帯電話]
ペースメーカーの本体から「15cm以上離して」使います。使用する場合は本体と反対側の手で持つようにし、胸ポケットに入れないようにします。
[IH調理器・IH炊飯器]
IH炊飯器は、炊飯のときだけでなく保温時も電磁波が発生しています。ただし、ペースメーカーを接近させない限りは大丈夫なので、あまり神経質になる必要はありません。
[肩こり治療器・電気風呂・体脂肪計]
強い電磁波を発生する機器なので、使用はできません。

そのほかにも注意事項はありますが、通常の日常生活を営むことはできます。ペースメーカーの効果とリスクについては、医師からの説明を十分に受けてください。