認知症のBPSD(行動・心理症状)とは 症状や原因、改善法を解説

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認知症には中核症状とBPSDがある

認知症の症状

認知症の症状は大きく2つに分かれます。1つは中核症状。もの忘れをはじめとする認知機能の低下です。時間や場所がわからない、ものごとがうまくこなせない、言葉が出てこないなどの症状もあります。

もう1つがBPSD(行動・心理症状)です。周辺症状とも呼ばれます。BPSDは、中核症状のために本人が混乱したり落ち込んだりした結果として起こります。不安、戸惑い、自分を責める、悲哀、絶望など、認知機能低下以外のすべての症状を含みます。不適切な摂食・排泄、睡眠覚醒リズム障害、入浴の拒否などもあります。

BPSDには環境や人間関係が影響する

認知症の症状

BPSDには、本人を取り巻く環境や人間関係が大きく影響します。そのため、BPSDは必ず起こるとはかぎらず、個人差が大きくなります。また、感情面の不安定やそれによる行動の変化は、周囲の対応しだいで改善できます。
一方、環境や人間関係が好ましいものでない場合、本人のストレスが高まって暴言・暴力、徘徊(はいかい)、妄想などにつながることがあり、家族には大きな負担となります。

背景にある本人の気持ちを考えよう

家族や周囲の人は、BPSDが現れたら、まず「どうしてこうしたことをするのだろう」と本人の気持ちになって考えてみましょう。理解できないと思えることでも、きっと何らかの理由があるはずです。理由がわかれば、本人の混乱や不安を取り除くことで改善できるBPSDがあります。

『BPSDの改善法』はこちら

『Q&A アルツハイマー病』はこちら

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