【患者体験談】お尻に激しい痛みが!「痔ろう(じろう)」の原因・症状と治療法

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痔ろうになったとき -私のチョイス-

肛門の内側が化膿し、激しいお尻の痛みを伴う「痔ろう」。実際に体験した会社員Aさん(26歳・男性)のケースを取り上げ、痔ろうの症状と治療法について紹介します。

お尻が...言葉にできないほどの鈍痛

Aさんは、今から半年前、肛門の外側すぐの場所にニキビのようなできものがあることに気づきました。当初、痛みはありませんでしたが、できものは1か月ほどしても治らず、少しずつ痛みを感じるようになっていました。

そしてある日、できものは突如膨張して、急に痛みが増してきました。次の日には、痛みで脚を引きずるようにしか歩けなくなっていました。Aさんはすぐに肛門科を受診。「肛門周囲膿瘍(のうよう)」と診断されました。

「肛門周囲膿瘍」から「痔ろう」へ

肛門の3センチほど奥、肛門と直腸の境には小さなくぼみがあります。そのくぼみに便の中にいる細菌などが入り込み、化膿するのが、「肛門周囲膿瘍」です。
Aさんの場合、膿(うみ)が溜まって、ニキビのようなできものになっていたのです。

Aさんは化膿を止めるための抗生物質(抗菌薬)をのみながら、しばらくの間経過観察することになりましたが、2週間後、Aさんのお尻はとんでもないことになっていました。診察の結果、「肛門の脇に穴があき、肛門の中につながるトンネルができている」状態だというのです。

このとき、Aさんのお尻は、できものが破れて膿は出た状態でした。ところが、炎症を起こした箇所が管のように下に伸び、お尻の外側まで貫通してしまったのです。
外から見ると、肛門のそばにもうひとつ穴が空いた状態です。これを「痔ろう」といいます。
「肛門周囲膿瘍」の3~5割の人が「痔ろう」になるといわれています。

「未知の怖さがありました。」というAさん。「元に戻るのかな?俺のお尻」と思ったといいます。

「痔ろう」の治療とは?

「痔ろう」の管は肛門を閉める筋肉を貫いているため、筋肉にダメージを与えないように手術を行う必要があります。
そこでAさんは「切開開放術」という、管を切り開き、膿を取り除く手術を受けました。
手術にかかった時間はわずか15分ほどで、日帰りで済みました。
ところが、Aさんは、手術1~2時間後から、体が震えるほどの痛みに襲われました。そして1週間ほど、痛み止めをのんでも効かないような激しい痛みが続いたのです。

しかし、その後は痛みも徐々に和らいで、Aさんのお尻は無事元通りになりました。

この記事は以下の番組から作成しています

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