【バセドウ病・橋本病】汗をかくなど女性に多い甲状腺ホルモンの病気

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甲状腺ホルモンが過剰になるバセドウ病

甲状腺ホルモンが過剰になるバセドウ病

内分泌腺という器官から血中に分泌されるホルモンは、全身の臓器や器官を調節する働きがあり、私たちの体や心を健やかに保つために欠かせない物質です。種類は100種類以上あり、それぞれ、多すぎても少なすぎても病気の原因になります。なかでも、甲状腺ホルモンに関わる病気は、更年期や加齢の症状と似ているので、見逃さないよう注意が必要です。
甲状腺ホルモンは、いわば"体を元気にするホルモン"で、新陳代謝を活発にしたり、交感神経や心臓などの活動を高め、汗や脈拍を調節するなどの働きがあります。この甲状腺ホルモンが過剰になるバセドウ病は、甲状腺機能亢進[こうしん]症の1つで、自己免疫疾患です。女性に多いのが特徴で、特に20~40歳代の女性に多く見られます。「動悸[き]、息切れ」「疲れやすい」「暑がり、汗をかく」「イライラして落ち着かない」「食欲はあるのに体重減少」「手足の震え」「眼球の突出」「首の腫れ」などの症状があります。これらの症状が疑われたら、まず内科を受診してください。症状と血液検査からほぼ診断がつきます。

甲状腺ホルモンが低下する橋本病

甲状腺ホルモンが低下する橋本病

橋本病は、甲状腺に慢性の炎症が起こる病気で、バセドウ病と同様に自己免疫疾患の1つです。特に40歳以上の女性に多く見られます。甲状腺ホルモンの分泌量が低下するために、新陳代謝が衰え、神経や臓器の機能が低下します。
症状には、「むくみ、しわがれ声」「皮膚の乾燥」「寒がり、体が冷たい」「無気力、疲れやすい、うつ症状」「食欲はないのに体重増加」「首の腫れ」「LDLコレステロール値が高くなる」などがあります。これらの症状が3つ以上ある場合は、内科を受診することが勧められます。