詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2018年2月 号に掲載されています。

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鉄欠乏性貧血の治療は、不足している鉄を補うために「鉄剤」を使用するのが基本です。飲み薬が主で、1日1~2回食前に服用します。通常2~3週間で症状は改善しますが、ここで治療をやめるとまたすぐに貧血になってしまうのでその後個人差はありますが、数ヶ月飲み続けます。
鉄剤の副作用として、吐き気、胃痛、下痢などの胃腸障害や、まれに発疹がみられることもあります。また便が黒くなることがありますが、あまり気にしなくても問題ありません。副作用が強い場合には、服用する薬の種類を変更する、服用するタイミングを変更するなどして対応します。
それでも副作用が気になる場合には、注射や小児用のシロップに変更する場合もあります。
鉄欠乏性貧血を予防するためには、食生活を改善しましょう。特に、潜在性鉄欠乏は食生活で改善が期待できます。
具体的には、レバー、赤身の肉、赤身の魚、緑黄色野菜、大豆製品、ひじきなどが効果的です。野菜より、肉に含まれる鉄のほうが、吸収率が良いと言われています。また、ビタミンCも一緒に摂取すると吸収がよくなります。
一度にたっぷり摂るというよりは、毎日欠かさずに摂取することを意識しましょう。
詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2018年2月 号に掲載されています。