心臓から離れた場所が痛い!狭心症の「関連痛」に注意

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危険な心臓病のうち、「狭心症」とは、心臓に血液を送っている「冠動脈」の一部に異常が起き、血流が流れにくくなって、心臓の筋肉(心筋)が弱ってしまうものです。さらに、冠動脈に血栓が詰まって血流が途絶え、周囲の心筋が壊死(えし)してしまうのが「心筋梗塞」です。狭心症の典型的な症状は、締め付けられるような胸の痛みですが、それ以外の場所に痛みが起きる「関連痛」などの症状が現れることもあり、注意が必要です。知っておきたい関連痛について、わかりやすく図にまとめました。

関連痛

関連痛1
関連痛2
関連痛3
関連痛4

狭心症は、心臓から離れた場所に症状が起こることが少なくありません。「関連痛」といって、奥歯やのど、肩、腕、みぞおち、背中などに痛みを感じたり、人によっては肩こりや胸やけとして感じたりします。狭心症の関連痛は、主に体の上半身に症状が起こり、体の左側に多いのが特徴です。

関連痛は神経の"勘違い"によって起こると考えられています。通常、狭心症が起こると、心臓から感覚神経、せきずい、脳へと刺激(電気信号)が伝わって、「胸が痛い!」と感じます。心臓からせきずいに感覚神経がつながっているように、奥歯や肩、腕、胃など、上半身の各部からも感覚神経がせきずいにつながっています。実は、これらの感覚神経はおおむね同じ束になってせきずいにつながっています。そのため、狭心症が起こって、心臓から刺激がせきずいに伝わるときに、奥歯や腕などからつながっている別の神経にも刺激がうつってしまうことがあります。その結果、「歯が痛い」「腕が痛い」などと感じます。

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2017年11月号に詳しく掲載されています。

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