「加齢黄斑変性」の治療と日常生活で気をつけたい予防法

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加齢黄変変性の治療

加齢黄変変性の治療
抗VEGF薬

加齢黄斑変性は大きく2つのタイプに分けられます。

脈絡膜から新生血管が出てくる「滲出型」と、網膜色素上皮細胞が萎縮する「萎縮型」の2つに分けられます。

滲出型に対しては、「抗VEGF薬」による治療が行われます。VEGF(血管内皮増殖因子)は、血管が障害されるとできるたんぱく質の1つで、新生血管の発生や成長を促します。その作用を抑えるのが抗VEGF薬で、現在は主に2種類の薬が使われています。

そのほか、光に反応する薬を静脈から注射し、特殊なレーザーを当てて新生血管を詰まらせる「光線力学的療法(PDT)」や、新生血管を焼くレーザー治療、硝子体手術なども行われます。

萎縮型の場合は、有効な治療法がないため経過観察となります。萎縮型から滲出型に移行するケースがあるので、眼科で定期的に検査を受けることが大切です。

加齢黄変変性の予防

加齢黄変変性の予防

加齢黄斑変性の危険因子は、加齢以外にも喫煙や食生活の乱れなどがあります。

そのため、予防するには、まず、禁煙が大切です。

食事では、緑黄色野菜やビタミンA、亜鉛など予防効果の高い栄養素を含む食材をとるようにします。黄斑色素の栄養素となる緑黄色野菜や、にんじん、春菊などに多く含まれるビタミンAに変換されるβ-カロテンには予防効果があります。また、カキ、煮干し、焼きのりなどに含まれている亜鉛も抗酸化作用があり予防によいとされています。そのほか、ビタミンC、ビタミンE、β-カロテン、亜鉛、ルテインなどを含むサプリメントも予防に効果があります。

また、定期的に眼底検査を受けることが大切です。

この記事は以下の番組から作成しています

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    目の病気 最新情報「加齢黄斑変性」

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