夏のレジャー 安全健康術 「山の安全」

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行動食をとろう

行動食をとろう

夏の日帰り登山では、フルマラソンと同等のおよそ2500kcalのエネルギーを消費します。山でエネルギー不足が起こると、まず空腹感、ふらつき、めまいなどを感じ、やがて、歩けなくなる、注意力・判断力の低下などが起こります。このような症状から転倒・遭難などを起こさないためにも、食べてエネルギーを補給することがとても重要です。まずきちんと食事をとることが大切です。そのうえで、登山中は、すぐにエネルギー源になる炭水化物を、行動食として頻繁にとることが必要です。炭水化物の中でも、消化吸収が速いブドウ糖、果糖、ショ糖(砂糖)などが含まれていて、高エネルギーの食物が勧められます。例えばビスケット、チョコレート、あめ、ドライフルーツなど、好きなものを持っていき、30分から1時間ごとの休憩時にとるようにします。
 また、登山中には大量の水分が失われるため、熱中症を防ぐために水分補給が大切です。のどの渇きを感じる前にこまめにとるようにしましょう。塩分も水分とともに失われるため、塩分も補給してください。

低体温症を防ぐ

低体温症を防ぐ

山では、強い風や雨によって、夏でも低体温症(体の深部体温が35℃以下に下がる)が起こる危険性があります。低体温症の主な症状は、「体の震え」「動けなくなる」「判断力の低下」「意識の消失」などで、自覚しにくく、気付かないうちに一気に進行してしまうことがあります。低体温症を防ぐためには、「雨や風が強いときには行動しない」「ツェルト(簡易テント)を携行し、シェルターとして使う」「衣服が濡れたら着替える」「カイロで体温を維持する」などが大切です。どうしても行動する場合は、防水性・透湿性のある山用のレインウエアを着用し、衣服を濡らさないようにしましょう。

この記事は以下の番組から作成しています

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