遺伝性難聴とは

遺伝性難聴は、基本的には両耳に起こる難聴で、40歳前後で発症し、60歳前後ではっきり難聴を自覚します。40歳前後で発症して進行が速い場合は、遺伝性難聴を疑って「臨床遺伝専門医」のいる医療機関を受診して検査を受けましょう。また、加齢によって耳が聞こえにくくなる「加齢性難聴」と診断されて補聴器を使っている人でも、聞こえが改善されない場合や、かえって悪化していく場合は、遺伝性難聴の可能性があります。遺伝性難聴は、耳の中で働くたんぱく質をつくる細胞の遺伝子に変異があるため、難聴を発症すると考えられています。