正常圧水頭症の治療法

正常圧水頭症の治療は、主に「髄液シャント術」という手術が行われます。脳室にたまった過剰な脳脊髄液を、体内に入れた直径2mm程の管を通して腹腔に導く手術です。早期に治療すれば、日常生活に困らないレベルまで改善することができます。
現在、国内でよく行われている治療法は2つあります。
V-Pシャント術は、従来から行われてきた方法で、頭蓋骨に小さな孔を開けて脳室から腹腔に直接管を通す手術です。
L-Pシャント術は、近年多く行われるようになってきた手術で、腰の部分から腹腔へ管を通す手術です。腰椎が変形している人など、行うのが難しい場合は、V-Pシャント術を考えます。