解消!ひざの痛み

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変形性ひざ関節症

変形性ひざ関節症

ひざの痛みの原因で最も多いのが、「変形性ひざ関節症」。全国に約2400万人いると推計されています。この病気は、ひざを支えるクッションの役割を果たす軟骨がすり減ってしまい、炎症がおきて痛みを感じやすくなります。主な原因は4つ。

  • 加齢:年齢を重ねると必然的に軟骨を摩耗させる回数が増える。また、軟骨の質が低下する
  • 筋力の低下:ひざを支えるための筋力が低下すると、ひざにかかる負荷が大きくなる
  • O脚:ひざの内側に負荷がかかるため、部分的に軟骨がすり減りやすくなる
  • 肥満:歩行時2~3倍、階段の上り下り3~4倍、ジャンプすると7倍の負荷がひざにかかる

関節水腫

関節水腫

軟骨がすり減ると、ひざ関節にある「滑膜」という膜が、すり減った軟骨を“異物”と捉え、「関節液」を分泌することがあります。ひざが腫れてしまうのはこの「関節液」が過剰に分泌されているためで、この状態を「関節水腫」といいます。

手術

手術

骨[こつ]切り術

脚の向きを矯正し、残存している軟骨に負荷がかかるようにするための手術です。すねの骨を切り、人工骨とプレートを入れて固定します。対象は、比較的若く活動性の高い50~70歳代、O脚またX脚。

人工関節全置換術

ひざの関節を人工のものに置き換える手術です。対象は、軟骨がほぼ消失している方や、膝の痛みのために日常生活が十分に過ごせていない60~65歳以上

単顆型[たんかがた]人工関節置換術

軟骨の消失が一部だった場合に、この手術を選択できる場合があります。手術後も、和式の生活を行える方が多いのが特徴です。耐久性があがってきていますが、人工関節全置換術とくらべると劣るので、器具の交換が必要のない年齢の方を対象に行われています。

自宅でできる運動

脚上げ運動

鍛える筋肉:大腿四頭筋[だいたいしとうきん](太ももの前側)

  1. あおむけになる
  2. 片方のひざを立てて、もう片方の脚を真っ直ぐ伸ばし、つま先を天井に向ける
  3. 伸ばした脚を床から10cm程度上げて5秒間静止
  4. ゆっくり下ろす

※左右の脚を替えて、反対側の脚も同様に行います。
運動の目安:5秒を1回として、1日片脚10回(できる方は20回)